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Live!スポーツ 中山版 第27号

悪条件乗り越え勝利!

皐月賞はバドムギチョコ!

いざダービーへ!

4月3週の中山競馬場では、牡馬のクラシック三冠競走の一つである皐月賞が開催され『バドムギチョコ』(リリーオブザダンス氏所有)が勝利。デビューから順調に連勝街道を歩んできた同馬が、牡馬クラシック初戦を制した。

「今日は雨模様で馬場が最悪、そして枠も外枠…。かなり難しいレースになるんじゃないでしょうか。まぁ、ここまでしっかりと準備に準備を重ねてきましたし、あとは元気に走ってくれれば良い結果もでるんじゃないですかね」と、バドムギチョコを見守るオーナーのリリーオブザダンス氏。

レースでは、前を行く競馬が得意なバドムギチョコに対し7枠13番からの発走と、やや不利な条件での発走となった。脚元を気にしながらも力強くゲートから飛び出すと馬群前方で道中を進む。淡々と道中をこなし、迎えた第4

コーナー。馬場に脚を取られながらも、各馬必死にスパートを掛ける中、ジワリと伸びるバドムギチョコが馬群から抜け出した。ここで外から『スファライ』(ダイソン氏所有)も良い脚色で追い上げるが、踏ん張るバドムギチョコがこれをかわし1着でゴール。同タイムアタマ差の接戦を制した。

「雨と苦手枠のダブルパンチでしたけど、何とか踏ん張り切ることができました。今も天気は悪いですけど、気分は晴れ晴れですね。バドムギチョコも、この悪条件でよく頑張ってくれました。次に目指すはもちろんダービーです。応援宜しくお願いします!」とレース後に笑顔で話す騎手のマミヤ。

デビューから負け無しで皐月賞を制し、大躍進を遂げたバドムギチョコ。ダービー出走も濃厚と思われる発言も飛び出しただけに、その行方が気になる注目の一頭だ。

来シーズンの期待馬は!?

第21シーズン目の春を迎えた中山ワールド。これまでに誕生した有力2歳馬たちを2頭紹介しよう。

最初に紹介する馬は、ロックオブジブラルタル産駒の『レチアニイイチ』(リオン氏所有)だ。「とてもセンスの良い馬ですね。フォームも綺麗ですし、牝馬らしからぬガッシリした馬体も頼もしい限りです。まずは桜花賞を目指して育成を進めようと思います」と期待に満ちた表情で話すオーナーのリオン氏。

次に紹介する馬は、サクラチヨノオー産駒の『フライウィズミー』(ラッキースロライク氏所有)だ。「ここまでの調教も順調ですし、早目にデビューできそうです。マイルが一番上手いので、NHKマイルカップに出走させてみたいですね。良い線行ってくれると思いますよ。期待していてください」と話すオーナーのラッキースロライク氏。

フライウィズミー / レチアニイイチ