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Live!スポーツ 中山版 第22号

怪物現る!

宝塚記念はロイヤルラブオーレ!

クラシック変則3冠なるか!?

6月5週の中山競馬場では、春GT戦線の最後を飾る宝塚記念が開催され、『ロイヤルラブオーレ』(ロイヤルレースホース氏所有)が快勝した。

レースでは1枠2番からの発走となったロイヤルラブオーレ。あいにくの天気で馬場が悪かったが、軽い脚取りでゲートを飛び出すと馬群最前線の内ラチ沿いに陣取り、自分のリズムに乗って道中を進む。最終コーナーの中ほどでスパートをかけると、不良馬場でのレースと思わせない良い脚で駆け上がる。これに負けじと『カシワヴァース』(かしわ氏所有)が必死に食らいつくが、ロイヤルラブオーレには及ばず失速。トップスピードに乗った変則2冠馬は、後続に悠々と2馬身の差をつけ春GT最終戦を制した。

「ここまでとっても順調に来ていましたから、あとは自分の競馬を

するだけと思って今日のレースに挑みました。結果は、最高に嬉しい形で勝つことができました。これからもロイヤルラブオーレに乗って、秋のクラシックをとって変則3冠達成したいですね。こんな良い馬に巡り合えたことを光栄に思います。これからもよろしくお願いします!」と涙ながらに話す主戦騎手の横山典弘。

ロイヤルラブオーレのここまでの戦績は7戦全勝。朝日杯FSから皐月賞、オークス、そして宝塚記念。今シーズン最強の3歳馬と言っても過言ではないだろう。秋のクラシックで3変則冠制覇なるか!期待しよう。

中山2歳馬情報!

新馬戦が開幕して間もない7月1週の中山サーバーは、2歳馬達が熾烈な争いを毎週繰り広げている。そんな2歳馬の最新情報をお届けしよう。

最初に紹介する馬は、ホリス

キー産駒の『チャクラム』(たる氏所有)だ。「この馬はとにかく他の馬より前に行くことが好きですね。ガンガン飛ばして走りますが、スタミナも持続力もあってピッチ走法なので全然へばらないんですよ。もしかしたらクラシックも狙えるんじゃないですかね。期待の一頭ですよ」とコメントする牧場長の柏木。

次に紹介する馬は、リボー産駒の『ナチュラルハイ』(ホークス氏所有)だ。「この馬の走り方はステキですよ!走ってるっていうより、飛んでるっていったほうがいかもしれないくらいです。出脚も速いし、根性もある。文句の付けようがないですね。私が今まで見た中でもTOP5に入る優秀な馬だと思いますよ!」と話す調教助手の滝本。

紹介した2頭はまだデビュー前だが、将来とんでもない大物になる可能性を秘めているだろう。

チャクラム / ナチュラルハイ