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Live!スポーツ 中山版 第21号

桜の女王決定戦!

桜花賞はアルテミス!

不利枠発走、根性の勝利!

4月2週の阪神競馬場では、春の3歳最強牝馬決定戦に位置づけられる桜花賞が開催され、本レースの前哨戦であるチューリップ賞を勝利した『アルテミス』(ぜろ氏所有)が順当に勝利。桜の女王の座を勝ち取った。

レースは1枠1番からの発走、後ろから差し切る競馬を得意とするアルテミスにとってやや不利なスタートとなった。枠の影響を受け、スタート直後から馬群に包まれながらもリズム良く道中を進んでいく。4角に差し掛かりしばらくすると、馬群後方を走る他馬達が動き出す。その流れと共に、アルテミスも外に持ち出すと、僅かなスペースにスッと割り込み前を向いた。鋭く伸びる末脚でスピードをグングン上げ、逃げる『ミロクボサツ』(たる氏所有)を抜き去り、ゴールラインを駆け抜けた。

「ふー、危なかったですね。内枠からの発走なので予想はしてましたが、レース序盤はなかなか厳しかったですね。最終コーナーで他の馬達が外に流れたから何とか前に出れましたけど、あのままいってたら完全にダメでしたよ。最後はキッチリ伸びてくれたので良かったです。やはり能力がいい馬は違いますね、不利枠なんか関係なしですよ。今日は応援ありがとうございました!」とコメントする主戦騎手の上杉圭。

アルテミスは、2歳でデビューするとメキメキと頭角を現し、2歳女王を決定する阪神JFでGT制覇を成し遂げている。春のGT戦線はまだ始まったばかり、今後の出走にも期待しよう!

中山サーバー2歳馬情報!

春のGTシーズン真っ只中の中山サーバー。今後行われるGT戦線での活躍が期待できる2歳の若駒を3頭紹介しよう。

最初に紹介する馬は、ナリタブライアン産駒の『ロイヤルラブオーレ』(ロイヤルレースホース氏所有)だ。「骨太でガッチリした馬体。前向きな気性で、負けず嫌い。期待していますよ」と牧場長の柏木。現在までに誕生した2歳馬の中でも、特に活躍の望める一頭だ。

次に紹介する馬は、スペクタキュラービッド産駒の『キュベレイ』(呪文氏所有)だ。小さな歩幅で颯爽と駆ける姿が魅力的なキュベレイ。調教時、併走馬とハナを奪い合い、競り勝つ根性はかなりのもの。デビューは今シーズン末頃になるのではないだろうか。

最後に紹介する馬は、ディープインパクト産駒の『バニラシロイノ』(伽羅氏所有)だ。キュベレイとは対照的に、美しい姿勢で跳ねるようなフットワークが特徴。馬の特徴を見極めて育成すれば良い成績を残してくれそうだ。

ロイヤルラブオーレ / キュベレイ / バニラシロイノ