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逆境を力に変えて！６月第５週、宝塚記念が阪神競馬場で行われ、『マーテック』（マーさん氏所有）が夏のグランプリに輝いた！ 小雨、重馬場という悪コンディションの中、レースは序盤『ヴルタヴァ』（あおさ氏所有）の逃げで始まった。重馬場を味方に付けたヴルタヴァは道悪をスイスイと駆け抜けて、独走状態に入る。レースを凝視していた観客のほとんどは、逃げる芦毛馬の勝利を確信しただろう。しかしマーテックは諦めなかった。終盤ようやくスピードに乗り始めると、先頭を目指してぐんぐん伸びていったのである。１歩ずつ確実に先頭との距離を縮めていく。逃げるヴルタヴァ、追いかけるマーテック。ゴール板を通過したとき、マーテックがわずかに前に出て、グランプリを勝ち取った。 「マーテックは、どんな不利な |
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状況でも決して諦めず最後まで戦う芯の強さがあるんです」と話すまさぼう騎手。デビュー当時から共に走り続けてきたまさぼう騎手であるが、前回の新潟大賞典で、これまで一貫してきた先行する戦法から、差しの戦法へと切り替える。これが功を奏して新潟大賞典では見事勝利、今回も差しの戦法でレースに挑んだ。 どんな逆境にも立ち向かうその姿は、人々に希望を与えてくれた。今後のレースでもきっと活躍してくれるだろう。 注目の２歳馬特集！来シーズンのＧⅠ戦線を目指して、福島・阪神・函館をはじめとする各競馬場で２歳馬戦がスタートした。今回もＧⅠで活躍してくれそうな注目の２歳馬を紹介しよう。 最初に紹介するのは『マーヴァン』（まーさん氏所有）。父はアメリカ競馬最強馬の１頭と名高い |
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サイテーション。スピードの持続能力が非常に高く、これからの調教次第ではさらに能力を伸ばしていくことであろう。また、レースでは折り合いがつくようで、瞬発力と持続力を武器に後方から攻める豪快なレースをみせてくれそうだ。
次に紹介するのは『ディープトラスト』（夢のつづき氏所有）。父はスーパーホース・ディープインパクト。おとなしい性格からは想像できない桁外れなスピードと、直線では誰にも負けない根性と瞬発力を持っている。今後の課題はスタミナをつけることで、長距離でもその力を存分に発揮できるよう心がけたいとのことだ。
最後に紹介するのは『チェイルヒロイン』（チェイル氏所有）。力強い馬体の持ち主で、パワーと根性で勝負するタイプの競走馬だ。雨上がりの馬場を全く苦手としない一方、走りにクセがあり、右回りに苦手意識を持っているようだ。装蹄するなど工夫して弱点を補ってもらいたいところだ。
