日本でもダート2冠達成9月の第4週目に、盛岡では3歳のダート王決定戦・ダービーGPが行われた。このレースを制したのは、2番人気の『ケネススレッグ』(ランド氏所有)だ。弥生賞の後は、果敢にもアメリカへと飛び、アメリカ3冠レースにすべて出走。見事にケンタッキーダービー・プリークネスSを制し、3冠に王手をかけたが、ベルモントSでは惜しくもセクレタリアトの2着に敗れる。その後は、前走の鬱憤を晴らすかのようにジャパンダートダービーを勝利し、ダート戦線で実力を示した。そんな中、1番人気は譲ったが、見事にダービーGPをも手に入れ、3歳ダート王の称号を手に入れた。 各馬まずまず揃ったレースとなり、ケネススレッグは好スタートから先頭集団を追走。そんな中『ウナノホーク』(unata氏所有)が大逃げを始め、後続をぐん |
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ぐん突き放す。このリードを保ちながら最後の直線へ。このまま逃げ切ってしまいそうな勢いで、残り1ハロンを過ぎる頃、後続が一気にウナノホークを捕らえ、ケネススレッグが1と4分の1馬身差を付けゴールイン。2着には連れて上がってきた『シャンソンドヌイ』(ぼんちち氏所有)が入った。2番人気、9番人気のワンツーフィニッシュとなり、少々荒れたレースとなった。 今後は、さらに上を目指すためにジャパンカップダートに出走するのか、はたまた海外のBCクラシックが目標なのか分からない。芝もこなせるので、芝ダート問わず大舞台での活躍が期待できるだろう。しかし、これ以上の成長は見込めなさそうなので競争馬を引退する可能性も決して無いわけではない。どちらにしろ、ケネススレッグの今度の動向から目が離せない。 |
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小倉2歳Sはオデフィクサー
11頭立てで行われた小倉2歳Sを制したのは、1番人気の『オデフィクサー』(おでかつ氏所有)だ。見事人気に応え、初重賞制覇を果たした。
道中は3番手を追走し、前々の競馬から直線へと向く。最後は外から来た『ラヴカスケイド』(オシャレ魔女氏所有)との追い比べとなり、アタマ差抜け出し勝利した。
デビュー戦から3戦2勝2着1回と抜群の成績を残している。暮れの大舞台・阪神ジュべナイルフィリーズへの大きな期待が膨らんだ。
新潟でユカイハン快勝
フルゲートで開催された今年の新潟2歳S。このレースを制したのは、4番人気の『ユカイハン』だ。
積極的にハナを切り、17頭を引き連れる。新潟の長い直線でもスピードは衰えることなく、後続に迫られるどころか逆に突き放し、2着に2馬身差を付ける快勝で、新潟2歳Sを制した。