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Live!スポーツ 中山版 第7号

2歳戦の主役へ飛躍

函館2歳Sはイカテンソバ

成長著しい若駒

函館競馬を締めくくる函館2歳Sは『イカテンソバ』(山崎雄一氏所有)が制し、オーナーの山崎雄一氏は嬉しい重賞初勝利となった。 同馬はレーススタート直後、内の最後方に待機する。残り600mになると、前走のラベンダー賞で見せた脅威の末脚で馬群を切り裂きゴールへ向かうが、スタート直後から先頭集団で好位置をキープし続けていた『アイラヴブースカ』(ロスト氏所有)も早めに抜け出す。必死に逃げるアイラヴブースカと追うイカテンソバの死闘は、ゴールまで繰り広げられた。ほぼ同時にゴール板を駆け抜けた2頭の結末は写真判定へと持ち込まれ、ハナ差でイカテンソバに軍配が挙がった。

「ラベンダー賞の勝ち方が良かったので、今回も同じ展開に持ち込めれば勝てると信じていました。でも、さすが重賞だけあって

楽には勝たせてもらえなかったですね。さらに強くなって2歳戦の主役を狙うので楽しみにして下さい」と鞍上のもれろ騎手はインタビューで応えた。イカテンソバの今後に注目だ。

マイル女王未だ健在

サマーチャンピオンは、現在中山サーバーに君臨するマイル女王の『トウカイウイナー』(東海氏所有)が2着に3馬身と2分の1差をつけ完勝し、女王の健在をアピールした。

今シーズンは初戦のフェブラリーS制覇すると、かしわ記念、ヴィクトリアマイルとGT3連勝を挙げる。7月のスパーキングレディーCは2着に敗れるものの、7戦6勝とマイル女王の強さは今シーズンも衰えることは無い。この強さは一体どこまで続くのか、今後も目が離せない。

デビュー待ち遠しい2歳馬

新馬戦がすでに開幕し、続々と2歳馬がデビューする中で、今後デビューが期待される注目の2歳馬を紹介しよう。

最初は『ガンマンチャンプ』(パピ子氏所有)を紹介しよう。小柄な馬体ながら力強い走りと父である『サクラバクシンオー』から受け継いだ脅威的なスピードを武器に、目指すはマイル王だ。

次は『シンマイフィールド』(新米氏所有)に注目。性格に難があるものの、その他の能力は驚異的。芝、ダート両方でも活躍が見込め、さらに長い距離から短い距離まで走れる器用な脚を持っているようだ。デビューが待ち遠しい1頭である。

ラストは『プリンシパティウス』(陰陽氏所有)。名種牡馬『リファール』の血を引きつつも父を超える素質を持っている。成長次第では春の牡馬クラシックを十分に狙えるだろう。

トウカイウイナー