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Live!スポーツ 中山版 第4号

オーナーの夢を乗せて

有力2歳馬大特集

金の卵発掘

新シーズンを迎えた中山サーバーでは、たくさんの2歳馬が入厩を控えている。オーナーの夢を背負った2歳馬を紹介しよう。

最初は、中山サーバーナンバーワン2歳馬の呼び声が高い『ムゲンキャップ』(夢幻法師氏所有)を紹介する。父にオグリキャップを持ち、父譲りの筋肉質の馬体が目立っている。父から継承したネイティヴダンサーの血と、母父カーリアンの血が大きな影響を及ぼしている様だ。大きな特徴は、底知れぬスタミナと力強い走りだろう。オーナーの夢幻法師氏の話では、「オグリキャップに似れば、気性が少し荒くなってしまうけど、とても素直な子なんだよ。性格はどうやら母似かな。牧場では元気に走り回ってるよ。デビューが楽しみだね」とコメントしている。記者の私が見る限りでは、競走馬としての完成には、長い時間

を費やす必要がありそうだが、本当の能力が開花したとき中山サーバーにオグリキャップ2世が現れるだろう。今から非常に楽しみな存在だ。

2頭目は、『ホクトイチ』(セイレーン氏所有)をピックアップ。父はロベルト系の代表格タニノギムレット。冒頭で紹介したムゲンキャップとは対照的に着々と成長しているようだ。格好や毛色など父に良く似ており、スピードも申し分なしと言ったところ。しかし、ロベルト系の視点から見ると、スタミナが少し足りない気がするが、そこは持ち前の長い脚でカバーできるだろう。春のクラシックで活躍していることを祈る。

次は、『スカーレットバジュ』(ゆうう氏所有)を紹介する。豊富な骨量と柔軟性、卓越したパワーは一級品。おまけにゴール前で競り負けない強さを持っており、芝、ダート両方での活躍が見込める。

距離も牡馬クラシック3冠を狙える様だ。何より、数少ないエルバジェ系の有力馬だけに注目度が高い。早い仕上がりは難しそうだが、十分に戦える素質を持っている。

ラストは、『カロローン』(おうじくん氏所有)を紹介。性格はピリピリしているところがあるが、スリムな馬体と軽快なフットワークが印象的。父のプリンスリーギフトに良く似ている様で、短い距離での活躍が期待できる。

川崎記念はブラッディマリア

川崎記念は、『ブラッディマリア』(パティ氏所有)がレコード勝利を収め、昨シーズンの雪辱を晴らした。終始レースをけん引し、直線では『バグテンペランス』(蟲師氏所有)の猛追を振り切る強さを見せた。次なる目標は、国内か海外か。非常に楽しみである。

ブラッディマリア