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Live!スポーツ 中山版 第2号

白き閃光

ココカラハジメル レコード勝ち!

GT初勝利

2月4週に東京競馬場で開催されたフェブラリーSは「ココカラハジメル(朱雀焔氏所有)」が制し、見事にG1レース初制覇を果たした。

今回のレースは、今シーズンの川崎記念を制覇し、フェブラリーSの本命と囁かれていた「シーランド(ランド氏所有)」が、ダイオライト記念を最後にターフを去るという衝撃に続いて、エンプレス杯の覇者「ニールショック(ATAYU氏所有)」も出走を見送るという事態で本命馬不在となり、混戦の中行われた。

スタートを切ると内から良いスタートを見せた「カブキハーバー(利家氏所有)」と、外から抜け出した平安Sの覇者「ピーコサムソン(ぴーちゃん牧場)」がレースをけん引する。一方の「ココカラハジメル」は得意の脚を活かす為、鞍上の「朱雀焔」と共に後方に待機。

残り600mを切ると、鞍上の「朱雀焔」の出した合図と共に外から一気に馬群を切り裂き、残り200mで先頭に躍り出るが、さらに後方から脚色の良い「マリクト(マリクト氏所有)」と「デパピエロ(Depa氏所有)」が猛烈な追い込みを見せる。しかし、必死に逃げる「ココカラハジメル」には届かず、勝利の女神は「ココカラハジメル」に微笑んだ。

「最後は必死でしたよ。頭が真っ白になって・・・最後!?後ろから!?そうだったんですか、気づきませんでした。でも、本当に嬉しいですね。オーナーさんにも感謝ですけど、やっぱり馬に感謝ですね」いつまでも喜び合う陣営が印象的な夕暮れの東京競馬場であった。

皐月賞へ視界良好

牡馬クラシック第一弾である皐月賞の前哨戦・弥生賞は、「トウカイタキオン(東海氏所有)」が

制覇し、皐月賞への挑戦権を手に入れた。前レースのきさらぎ賞では7着と苦戦し、弥生賞では9番人気と期待はされていなかったが、見事にリベンジを果たした。今後「トウカイタキオン」陣営は、皐月賞に向けてどのような調整を見せるのか、非常に楽しみである。

トウカイタキオン

期待の2歳馬特集

今シーズンも各オーナーの期待を背に、各地でたくさんの2歳馬が誕生した。その中で、記者が注目する2歳馬を紹介しよう。

最初に「ヒヨコモルガン(ひよこ隊長氏所有)を紹介。競走馬として完成までは時間がかかりそうではあるが、一瞬の切れ味と素晴らしいスピードは圧巻。芝・ダート両方での活躍を期待したい。

次は、「ベースミリアン(きんたろう 氏所有)」を紹介。バランスの取れた理想的な馬体を持っている印象を受けた。特に競り合いでは、右に出る者はいないだろう。