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Live!スポーツ 中山版 第1号

魂の勝利!!

トウカイロベ 春の大一番を制す!!

冷静沈着

今シーズンの中山サーバーにて、春のグランプリレース「宝塚記念」を制したのは、単勝6番人気の「トウカイロベ(東海氏所有)」だ。
  天気は生憎の雨で重馬場となり、悪条件に耐え抜く力を試される試練のレースとなった。

スタートを切ると黄色の帽子の「カブキハーバー(利家氏所有)」と緑の帽子の「ディアゴールド(AIZAWA氏所有)」がハナを切りレースを牽引する中で、「トウカイロベ」はその後ろに待機し、自分のリズムを保つことに専念する。「当日は重馬場になってしまい少しだけ不安はあったのですが、この馬は過去にも1度、重馬場で勝っているので焦らずにいつも通りの競馬をすれば必ず勝てると思っていました。」と振り返る鞍上の「東海帝王」は、冷静に好位置をキープし、普段通りの競馬に

徹した。最後の直線では、共に好位置から抜け出しきた単勝1番人気の「デパファースト(Depa氏所有)」との一騎打ちを演じることになる。先に抜け出し、逃げ切りを図る「デパファースト」と、雨を切り裂き「デパファースト」に襲い掛かる「トウカイロベ」、2頭のつばぜり合いは激闘となったが、最後に頭1つ抜け出したのは「トウカイロベ」だった。「本当に嬉しいです。自分もオーナーさんもG1初制覇ですからね。それより馬を褒めてあげたいですね。

こんな悪条件でよく力を発揮してくれました。この馬はまだまだ強くなりますよ。」と鞍上の「東海帝王」は、勝利後のインタビューでコメントしている。

デビュー戦から着々と力を付け、今回は決して完勝とはいかなかったが、このレースで得た「魂の勝利」は、今後の自信となるだろう。

そして、更なる活躍に期待は膨

らんで行く。

期待の2歳馬特集!

全国各地で各オーナーの夢を背負い生まれてきた2歳馬達、その中でも能力の高い2歳馬を紹介しよう。
  最初に「ヌレイガブ(ガブ氏所有)」を紹介。まだまだ子供っぽさが抜けない馬体でありながら、秘めたる素質は中山サーバーの女王として君臨するにふさわしい。クラシック戦線でも活躍が期待できる。

注目の2歳馬 ヌレイカブ

続いて「アクアハート(イノ氏所有)」をピックアップ。まだヤンチャであり、完成までは時間が掛かりそうだが、持ち前のスピードと競り負けない強さは1級品だ。しかし、気が荒い性格で、乗りこなすのに少々戸惑うかもしれない。この性格を克服すればクラシックでの活躍が期待でき、変則3冠も狙える存在になるだろう。