競馬伝説Live!

Live!スポーツ

Live!スポーツ ナド・アルシバ版 第32号

GT初勝利!

天皇賞・秋はラスツープレミアニ!

強豪馬相手に果敢に挑む!

11月1週の東京競馬場では、秋古馬GTレースの王道天皇賞・秋が開催され、1番人気の本命馬『ラスツープレミアニ』(LARSEN氏所有)が豪快な差し切り勝ちを収めた。

好スタートから中団内よりに入り込むと、逃げる『クーマレード』(じょじょ氏所有)を追う展開に。道中なかなか差が縮まらないまま4コーナーを周り、直線に入ると溜めていた脚でスパートをかけた。残り100m、追い上げるラスツープレミアニが勢いの衰えたクーマレードを捉え抜き去ると、そのまま先頭でゴールを駆け抜けた。

「GT級の強豪馬ばかりが相手の中1番人気に支持していただいてありがとうございます。とりあえず、前日の動きはよかったのでいつも通り走るだけだと思いました。今日は持てる力を遺憾なく

発揮できたんじゃないでしょうか。ファンの期待に応えることができて嬉しいです。この馬はまだまだ経験を積むことでもっと強くなると思いますよ」と柴田善臣騎手。

今シーズン5歳でデビューしたラスツープレミアニは、デビュー戦は3着だったものの、その後は順調に勝ち星を増やし5連勝を挙げる。そして今回の天皇賞・秋でGTに初挑戦、見事秋の盾を掴み取った。

期待の2歳馬特集!

11月に入り秋も一層深まったナド・アルシバでは、一ヶ月後に迫った2歳王者タイトルを獲るのは私の馬だと、調教に力が入っているオーナーも多いことだろう。今回本紙記者は、気になる馬を2頭見つけたので紹介しよう。

最初に紹介する馬は、ディープインパクト産駒の『アンナリーベルト』(ハル氏所有)だ。秘めた素質

は2歳馬の中でもトップクラス。「牝馬ですが、雄大で引き締まった馬体は牡馬さながら。激しい調教にも耐える体力があり、脚下も安定していて非常に素晴らしいです!この成長ぶりならいつデビューしても実力を出せると思いますよ」と牧場長の柏木。同世代の女王になれるか、今後の動きに注目したい。

2頭目に紹介する馬は、サクラスターオー産駒の『ターフギンガ』(瞳氏所有)だ。「今シーズン誕生した若駒たちの中でも、この仔が一番素質がいいですね。普段は人懐っこくて大人しいのですが、調教時には闘争心をむき出しにして力強い走りを見せてくれます。物怖じしない度胸も持ち合わせているので、これは来年のクラシックを狙えるんじゃないかなって期待していますよ」と語るオーナーの瞳氏。先日2着に4馬身差をつける圧勝で鮮烈デビューを果たしたターフギンガ。早くも来年のクラシック戦線が楽しみだ。

アンナリーベルト / ターフギンガ