国内でも大活躍なるか!?12月1週の東京競馬場では、日本競馬を代表する大レース・ジャパンカップが開催され、凱旋門賞などの海外GTを3連勝し一大旋風を巻き起こした『レディーブラッド』(ゲッチュ氏所有)が勝利。国内でもその実力をフルに発揮した。 レースでは15番から緑のターフに飛び出したレディーブラッド。序盤は馬群後方で待機し、最後の直線で一気に駆け上がる戦法にでた。道中はじっくりと脚をためつつ折り合いよく進み、4角をスムーズに抜けていく。最後の直線に入り前を向いたレディーブラッドが外に持ち出し進路を確保すると、キレのある瞬発力とスピードを爆発させ他の強豪馬を圧倒。2着に2馬身の差をつけゴールを駆け抜けた。 「海外から帰ってきてレディーブラッドが疲れていないか心配な |
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面はありましたけど、元気良く今日のレースを迎えることができたし、結果もついてきたので良かったです。馬場が最悪でもキレのある末脚を披露できたし、海外で活躍した競走馬の実力を日本でも発揮できてホッとしています」と安堵の表情を浮かべながら話す騎手のゲッチュ。 レディーブラッドのこれまでの戦績はGT4連勝を含む7連勝中と絶好調。デビューの時期からみるにかなり晩成タイプの馬なので、来シーズンの古馬戦線でもかなりの活躍が期待できるだろう要注目の一頭だ。 気になる2歳馬の今!シーズンも終盤、12月のナド・アルシバサーバーで今シーズンに誕生した期待の2歳馬の最新情報をお伝えしよう。 最初に紹介する馬は、ミスタープロスペクター産駒の『ヴェルプロスペク』(セリブクィーン氏所有) |
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だ。「デビュー戦は圧勝できましたが、その後の2戦は残念ながらいまいちな感じに終わってしまっています。ただ、この馬の素質が素晴らしいのは分かっています。今は芝にしぼって出走させてますが、ダートへの適性も高そうなので次走はダートでもいいかもしれませんね。あとは、上手く経験を積めれば化けるでしょう」といつになく真剣な眼差し話す牧場長の柏木。
次に紹介する馬は、メジロティターン産駒の『トーンティー』(トントン氏所有)だ。「まだまだ発展途上ですが仕上がりは順調です。なんとか春のクラシックに間に合うように調整できればと考えています。走るフォームも綺麗だし、度胸もパワーもあるので豪快な競馬を見せてくれると思います。競馬場で見かけたら応援してあげてくださいね♪」と笑顔で話す厩務員の川村。