春秋短距離制覇!10月1週の中山競馬場では、秋のスプリンター王者決定戦に位置づけられるスプリンターズステークスが開催され、『ソウルエターナル』(きょっぺ氏所有)が勝利。春、秋のスプリントGTで勝利を挙げた。 レースは、ゲートが開くと同時にスタートダッシュを決めたソウルエターナルがハナを奪う格好で幕を開けた。鞍上のニコルの指示に従い折り合い良く道中を進むと、最終コーナーに差し掛かった。ここで、馬群やや後方にいた『ラガアゲイン』(赤也氏所有)が良い末脚で一気に差を詰めてくる。両者共に一歩も譲らぬ叩き合いの争いを繰り広げ、ゴールに突っ込む。勝負の行方は写真判定にもつれ込んだ。しばらくして確定の赤いランプが点くと、なんとかハナ差を守りきったソウルエターナルと騎手のニコルの姿が、ターフビジョ |
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ンに映し出された。 「前シーズンのスプリンターズSは、掲示板に載ったものの見せ場無く終わってしまったのでかなり悔しかったんですよ。今回はその悔しさを爆発させてやりました。それに今シーズンはずっといい調子できていたし、夢だった春と秋の短距離GT制覇がかかっていましたからね。気合が入っていましたよ。最後まで頑張ってくれたソウルエターナルにも感謝したいですね。今日は今までに無いくらいに追いましたから。あとでじっくり褒めてやりたいです」とコメントする騎手のニコル。 阪神カップやスプリングCなど、多くの短距離重賞で良い成績を挙げているソウルエターナル。騎手のニコルもコメントしているが、春秋短距離GT制覇はさぞかし嬉しいだろう。今後は、前走のモーリス・ド・ゲスト賞で惜しくも逃した、海外GT制覇を狙うのだろうか。 |
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GCSS情報!
10月1週には、オープン勝利馬主への登竜門・GCステップアップSが開催され『ペイアゲイン』(カオス氏所有)が勝利した。
「もー、最高に嬉しいですよ。今まで立ちはだかっていた大きな壁を乗り越えることができましたから。今日はレース終盤の末脚もキレがあったし、2着に2馬身半差の余裕をもって勝てたし、レース内容は今までで一番良かったです。次は初重賞勝利を目指して頑張ります!」と笑顔で話すペイアゲイン陣営。
今日のレースでペイアゲインが見せたキレ、伸びのある末脚は見所十分。あとはスタミナ面を鍛え上げれば重賞戦線でも十分活躍できる可能性を秘めているだろう。今後の活躍に期待がかかる!