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Live!スポーツ ナド・アルシバ版 第19号

激戦!ライバル対決!

ダービーグランプリはタカラモノダネ

ダートの3強対決!

9月第3週、ダービーグランプリが開催され、『タカラモノダネ』(闘魂伝承氏所有)が3歳ダート最強馬決定戦を制した。

このレースは、タカラモノダネにとって絶対に負けられない戦いであった。デビュー戦から勝利を重ねてきたタカラモノダネにとって、唯一勝利を逃したレースが、7月第2週に行われたジャパンダートダービーである。今回ジャパンダートダービー勝利馬『クダムシェリーツー』(みきすけ氏所有)と2着『アイーンガリレオ』(アイモロ氏所有)が出走することで、雪辱に燃えていた。

レースは序盤から激戦となった。好スタートでハナを切った『グイットマッテル』(おーちゃん氏所有)に続き、クダムシェリーツーがスッと外に並ぶと、アイーンガリレオは内に並んだ。タカラモノダネもさらに内から追走する形とな

り、ライバル同士の激戦にスタンドは響めいた。第4コーナーに差し掛かり、初めに仕掛けたのはアイーンガリレオだった。その直後にクダムシェリーツー、タカラモノダネにもムチが入ると、先導していたグイットマッテルの横一直線に4頭が並ぶという、激しい叩き合いとなった。もはや根性勝負である。ジャパンダートダービーの雪辱を晴らしたいタカラモノダネがわずかに前に出ると、覇者としての地位は譲れないクダムシェリーツーが負けじと勝負根性を見せる。そしてゴール板を通過したとき、クビ差でタカラモノダネがライバルを振り切っていた。

近年稀な名勝負にスタンドからも大きな歓声が沸き、ライバル対決を制したタカラモノダネに賞賛の拍手が降り注いだ。レースを制した破壊王騎手は「こんなレースは初めてです。この馬に勝たせてやりたいという思いで、とにかく必死でした」と話す。一方2着

に敗れた武豊臣騎手は「悔しいけれど、正直負けたと思った。いつもと違う感覚のレースだった。直線であと少し踏み込んでいれば…」と悔しさを語った。

今回のレースは、タカラモノダネ・クダムシェリーツー・アイーンガリレオの3強対決として大いに盛り上がった。今後のダート戦線にも目が離せない。

眠れる獅子を訪ねる!

最強の2歳馬を探すために各地を訪れている記者のもとに、「眠れる獅子」と噂される最強の2歳馬がいるとの情報が入った。早速紹介しよう。

今回紹介する噂の2歳馬は『アイーンジャガルダ』(アイモロ氏所有)だ。美しさと力強さを兼ね備えた黒鹿毛の馬体からは不思議なオーラを感じる。欠点がなく、まさに非の打ちどころがないとはこのことだ。レースではスタミナを欠かない走りをするようで、中〜長距離では特に秘めた能力を発揮してくれそうだ。

アイーンジャガルダ