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末脚爆発夏の暑さが厳しい頃、夏競馬が一層盛り上がる季節でもある。そんな中、札幌で行われたＧⅡレース札幌記念。優勝したのはここまで無敗の１番人気『ガラクタジェメッロ』（郵便局氏所有）だ。素質の高さは前々から噂があったが、重賞レースと言う大きなレースに出走したのは初めてだった。陣営の不安も吹き飛ばすような見事なレースっぷりで、初重賞制覇で札幌記念を勝利した。 単勝１番人気で挑んだレースでは、前に数頭馬を置き、先行集団を追走。最後の直線まで自慢の末脚を溜め、ラスト２００ｍで騎手のゴーサインが出る。他の馬とのスピードが違った。ラスト１００ｍで前を行く『スカットタンプー』（セリブクィーン氏所有）を交わし、逆に突き放す形で２着に２馬身差を付けてゴールイン。「危なげない競馬で今日も勝つことがで |
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きましたよ。目指すは無敗のＧⅠ制覇が目標ですからここでは負けられませんよ。これからも彼女の力を最大限発揮できるようエスコートしたいと思います」と主戦のガンガン騎手は自信満々に答えた。 同馬はこれで無傷の５連勝目、初の重賞勝利を札幌の涼しい気候の中で達成した。主に芝の中距離を得意とし、強力な先行力を持ち合わせており、秋には秋華賞という大舞台での最有力候補だろう。今後とも目が離せない大注目の１頭だ。現在は６連勝目を飾り、絶好調をアピールしている。 スプリンター王者の候補達夏競馬といえば中距離２０００ｍレースの他に短距離１２００ｍレースの開催も見所の１つだ。夏場は特に牝馬が強い。それを彷彿させるような牝馬達の活躍が目立っている。 ８月第３週目に小倉競馬場で |
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行われた北九州記念ＧⅢを制したのは５番人気の『ムーティゴール』（スパスタ氏所有）だ。レースは好位置５、６番手をキープ。ラスト１０ｍまで『トウザイルーシー』（倒壊帝王氏所有）が先頭を走る中、ゴール寸前でムーティゴール号の勝負魂が勝り、見事差し切りを決めた。
短距離からマイル戦線で芝、ダート問わず安定した活躍をしてくれるだろう。秋には、スプリンターズＳやマイルチャンピオンシップ、海外ではＢＣスプリントやＢＣマイルなど大舞台が用意されている。同馬がどのレースへ出走をするかはまだ未定だが、どこへ出走しても実力はトップクラスであることは間違いないだろう。
惜しくもこのレースでは２着に敗れているトウザイルーシーも短距離レースでは有力馬の１頭だ。牡馬を相手に斤量６０キロを背負いながらも、２着、３着と好走しているのは力がある証拠だ。ムーティゴール同様、スプリンターズＳで上位に来ることは間違いないだろう。
