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Live!スポーツ ナド・アルシバ版 第12号

砂の3歳頂上決戦制す

ダービーGPはオックテーヴィア

スタミナ宝庫の血脈

砂の3歳王者決定戦ダービーGPは『オックテーヴィア』(エスディファーム氏所有)が1番人気に応え勝利、砂の3歳王者に君臨した。

レースでは、中盤まで内に待機するも、残り最後の直線で驚異的なノビを見せ、そのままゴール板を駆け抜けた。「良いレースでしたね。前走の札幌記念では悔しい負け方をしたので、反省活かす意味でも良いレースをしようと心がけていました。内は手詰まりだったので思い切って外に出したのが良かったですね。次走はまだ未定ですが、次も期待して下さい」と主戦のアキ騎手はコメントした。

同馬の血脈を辿るとスタミナの宝庫のような血脈であり、父は東京大章典などGTレース3勝を挙げた砂の申し子『サスガダネ』(闘魂継承氏所有)だ。父譲りの

素直な性格と祖先から受け継いでいる底知れぬスタミナが強さの秘密だろう。父に種牡馬としてのGT初勝利をプレゼントした同馬は、父の現役時代の記録を超えることができるのか。

いざ秋華賞へ

秋華賞のトライアルレースであるローズSは『アイーンゲイン』(アイモロ氏所有)が制した。同馬はデビュー以降、成績が振るわずに春のクラシックには出走が無かったが、地道に努力を重ね、ついに新潟記念で重賞初制覇を飾り、続くローズSでも勝利。重賞2連勝を挙げいよいよ秋華賞が視野に入ってきた。

以前から課題であったスタミナ面での成長が大きな要因と言えるだろう。夏までは最後の直線で力尽きる場面が多く見られたが、新潟記念からは粘り強い競馬が身に付いたと記者は見る。秋の淀を駆け抜ける姿が今から非常

に楽しみである。

期待の新生2歳馬

すでに新馬戦が開催されているが、来るデビューを控えている2歳馬を少しではあるが紹介しよう。

最初は『トーンブレイク』(東氏所有)を紹介しよう。荒々しい性格ではあるが、ツボにはまれば敵無しと言ったところであろうか。特に注目したいのは、父である『エンペラーワールド』(エンペラー氏所有)から継承したスピードだろう。スピードを武器に狙いは春のクラシックだ。

次は『ヴォングランパレ』(最強伝説氏所有)。成長著しい同馬は非常にバランスの取れた好馬体は2歳戦からも活躍が見込めるであろう。瞬間的なキレ味で桜花賞を狙いたい。

ラストは『パクヨンハー』(モハメドアムール氏所有)に注目。すでに馬体完成間近の様子でデビューも近いだろう。あとは最後の仕上げを残すのみだ。

アイーンゲイン