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Live!スポーツ ナド・アルシバ版 第10号

勝利で勢いをつける

札幌記念はキテレツメビウス

目指すは秋競馬

現在開催中の馬主会対抗戦対象レースでもある札幌記念を、『キテレツメビウス』(キテレツ氏所有)が接戦の末見事に勝利を手に入れた。

キテレツメビウスは先行してのレースが得意だが、スタート直後は馬群に捕まってしまい一見不利にも見える位置になってしまう。しかしここは慌てず、無理に位置取りを変えずにキテレツメビウスの差し脚を活かす戦法に切り替えた。そして最後の直線、先頭を走る『ロスターマジック』(高橋敏氏所有)にキテレツメビウスが馬群を抜けて襲いかかる。怒涛の差し脚で追い上げ、残り200メートルでロスターマジックを捕らえる。ロスターマジックが必死に耐えるが、最後はキテレツメビウスが差し切ってゴールした。

今シーズンのキテレツメビウスの活躍は素晴らしく、3月の弥生

賞で初重賞制覇、そして6月のフランスダービーで初GI制覇をキテレツ氏にプレゼントしている。札幌記念は後に開催されるGIレース出走予定馬のステップレースとして知られており、キテレツメビウスの秋GIでの活躍がとても楽しみである。

注目2歳馬特集第2弾

前回本紙にて注目の2歳馬達の特集をさせていただいたが、前回紹介しきれなかった残りの注目株について紹介させてもらおう。既に2歳馬のレースが開催されているが、今回は未だデビューを果たしていないが、今後の活躍を期待させてくれる馬をメインに紹介しよう。

まず最初は『レイレベッカサード』(みきすけ氏所有)を紹介する。若干スタミナに難があり、あまり長距離のレースには対応できないようだ。しかし、スピードは一級品のものを秘めており、大

物の予感を漂わせている。調教の進み具合は概ね良好で、レースに出れば能力をフルに発揮させる事ができるだろう。早くこの馬が活躍する姿を見てみたいものである。

2頭目は『ツインズアロンディ』(マッハ氏所有)だ。スピードは前述した『レイレベッカサード』と同様、一級品の素質を秘めているが、それ以上に気になるのが瞬発力だ。持ち前のパワーと相まり、一瞬のうちにトップスピードへ加速する姿はまるで稲妻のようである。脚元にも不安は無く、非常に安定感のある走りを見せてくれている。

最後に紹介するのは『サヴァイヴァー』(ひょにぃ氏所有)である。全体的に素晴らしい素質を持ってはいるが、若干成長が遅いためにひょにぃ氏をやきもきさせている。勝負根性が若干低いのが気になるが、他の素質で十分補う事が可能だろう。非常に大人しく人を全く怖がらないので、調教もしやすいと牧場スタッフにも評判のようだ。

レイレベッカサード