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Live!スポーツ ナド・アルシバ版 第6号

フランスマイル路線最高峰

コールドウェハ レコード勝ち

ジャック・ル・マロワ賞を制覇

8月第3週に行われたジャック・ル・マロワ賞を、『コールドウェハ』(ムハマド氏所有)が見事制覇し、マイラー最高峰の座に輝いた。

スタートの直後は先頭集団を尻目に最後方をキープして、全体の動向を観察しチャンスを狙うお得意の戦法を取った。中団では9頭もの馬が固まっており、抜け出すにはとても不可能な状態にも見えた。
  しかし、そんな事はコールドウェハにとっては何でもない事だったようだ。第4コーナを過ぎ、残り500メートルの所でコールドウェハが仕掛ける。その素晴らしい切れ味で先行する馬達を馬群中央から一気にごぼう抜き、残り200メートルでトップに踊り出る。後方からは、安田記念を制した春のマイル王『メグメル』(プーカ氏所有)や『ノノアルコ』(システム

厩舎)が猛追を見せるが、後一歩及ばずコールドウェハが一着でゴールインした。

メグメルとコールドウェハは一度安田記念で対決しており、その時は僅かの差であるがメグメルが差し切って勝利し、春のマイル王の座を手にしている。「この時の屈辱を再び味わう訳にはいかない」という高橋亮騎手とコールドウェハの思いが、この勝利をもたらしたのではないだろうか。

来年の安田記念へのリベンジも含め、これからのマイル戦線での活躍を楽しみに見守っていきたい。

続報!注目2歳馬特集

前回も本紙にて注目株の2歳馬について特集させていただいたが、紹介しきれなかった残りの2歳馬を紹介しよう。

まず1頭目は『ノリサンレット』(まさずみ氏所有)だ。すでに調教は開始しており、仕上がりは

上々といったところだ。まだまだ発展しそうに見えるが、すぐにでも勝負が出来るほど馬体は漲っている。ダート中距離戦線でその実力を発揮するだろう。

2頭目は『シバァローザ』(シヴァ氏所有)。先週デビューを果たし、初戦を見事に勝利している。パワーと持続力はなかなかの資質を秘めているようで、その能力はダート、特に短中での走りで活かされる事だろう。

最後は『シキクウホウレンゲ』(AZ氏所有)である。パワーに若干の不安があるものの、それを補って余りあるスピードとスタミナが備わっている。その実力をフルで発揮す事が出来れば、マイル戦線で驚異的な強さを発揮するだろう。まだまだ調教はこれからといったところだが、これからの成長が楽しみだ。

ノリサンレット シバァローザ シキクウホワレンゲ