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Live!スポーツ ナド・アルシバ版 第4号

シャドーロールの根性娘

オークス馬レイレベッカ Kジョージ制覇!

GTレース3連勝!

歴史と伝統の一戦『Kジョージ&QエリザベスS』を制したのは、今シーズンのオークス馬「レイレベッカ」(みきすけ氏所有)だ。

レースの道中は、常に馬場の荒れていない良馬場を通り、末脚を生かせる状況を作り出した。最後の直線では馬場の真ん中から急襲、先頭を捉えてから一気に抜き去り、ゴール板を駆け抜けた。3歳牝馬としての斤量差を生かし、古馬勢を封じ込めた。

父・母ともに海外レースを制した良血。当然期待が注がれる存在となった。ダート2戦を経て芝路線へ転向。その後クラシック戦線で活躍し、オークスで見事、期待に応えて重賞初勝利を飾った。今回の勝利によって、出走したGTレース3戦に全て勝利。大舞台に強いところを証明した格好となった。その勝負根性は見事なものである。

長距離娘騎手に乗り替わってからの連帯率は100%、相性も抜群だ。今後もこのコンビが継続すると見て間違いなさそうだ。 次走はまだ未定とのことだが、オーナーサイドは既に水面下で動いていることだろう。4連勝に向けて、次走も期待したい。

夏の小倉で重賞3連勝

夏競馬・小倉のメインレースである『小倉大賞典』を制したのは、「ガラクタラァソース」(郵便局氏所有)だ。

好ダッシュでスタートからハナを奪うと、ゴールするまで先頭を譲ることはなかった。終始外を回る不利な展開を強いられたにもかかわらず、インからの猛追を振り切っての逃げ切り勝ちは、着差以上に強い勝ち方ではなかっただろうか。

皐月賞の敗戦以降、クラシック路線を離れて得意の芝中距離戦線に絞って調整を続けてきた。

古馬との初対決となった金鯱賞から重賞3連勝。クラシックの主役は譲っても、得意分野の主役は譲らない。多くの競走馬が集まる激戦区路線に、注目の1頭が誕生した。

若駒よ、いざ戦場へ!

さて、本紙ではおなじみの「2歳馬紹介コーナー」、今回は既に新馬戦で勝利を飾った2歳馬の中から、本紙が注目する競走馬をピックアップして紹介しよう。

1頭目は、「オレノゴエモン」(俺の空氏所有)。新馬戦を大差勝ちし、先日行われた函館2歳Sでも勝利を収めている。その素材は間違いなく一級品。完成度もとても高い。両親が果たせなかった、GT勝利という夢をかなえてくれるかもしれない。2歳王者の大本命だ。

2頭目は、「トランスマジック」(卓美氏所有)。この馬の注目すべき点は、牧場長の柏木氏が絶賛したその丈夫な脚部。ケガをしないことが名馬の必須条件であるだけに、このメリットは大きい。能力の完成度が高まるにつれ、期待も膨らむ1頭になる。

最後に紹介するのは、「トーンドロン」(東氏所有)。3000mの新馬戦に出走し、圧勝している。長い距離のレースを得意としているだけに、2歳重賞ではあまり名を連ねることが無いかもしれないが、3歳になって迎える中長距離の重賞では楽しみな存在になるだろう。