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Live!スポーツ 京都版 第27号

無敗のGT馬誕生!

天皇賞・春はトップガンデルラ!

残り1ハロンで末脚炸裂!

5月1週の京都競馬場では、古馬のステイヤーNo.1決定戦として親しまれている天皇賞・春が開催され、『トップガンデルラ』(山田花子氏所有)が2馬身差をつけ圧勝。デビューから4戦、無敗でGT初勝利を飾った。

スタート前「追い切りのタイムは悪くなかったし、馬自体も調子が良さそうに見えます。久しぶりのレースだけど、いつも通りの競馬をするだけですよ」とコメントしたじろう騎手。勝負は残り1ハロンで決まった。先行していた他馬のペースが落ちたのを見逃さずトップガンデルラが抜け出すと、そのまま伸びて他馬を引き離した。「他馬に比べて育つペースは遅かったけど、本来持っている素質は非常に高かったので、焦らずデビューまでしっかり鍛え上げました。結果、このようなGTレースに通じる競走馬に育ってくれ

て嬉しいです」と、オーナーの山田花子氏は愛馬の勝利に笑顔でコメントした。

山田花子氏は、ワールド内でも上位の馬主。厩舎からは今までも多くのGT馬が誕生しており、毎シーズン生産にも力が入っている。今後どのようなGT馬を生産してくれるのか楽しみだ。

注目の2歳馬特集!

5月に入った京都ワールドでは、今シーズン誕生した2歳馬たちが、続々と入厩し始めているのをよく目にするようになってきた。今回は、本紙が注目する3頭の2歳馬を紹介しよう。

最初に紹介する馬は、キングヘイロー産駒の『ルーンマスターシア』(キリHRC氏所有)だ。まだ幼いながら、秘めている素質はかなりのもの。すでに入厩し調教が始まっており順調のようだ。「この仔は頭が良く呑み込みが早いの

で、調教のし甲斐がありますね。来年のクラシックが楽しみですよ」と牧場長の柏木は話す。

次に紹介する馬は、スーパークリーク産駒の『ユコアラベスク』(デビっとん氏所有)だ。オーナーのデビっとん氏は「今シーズン誕生した若駒の中でも、一際存在感を放っている一頭です。これは期待できます」と、早くも太鼓判を押している。調教の様子を見ると、ユコアラベスクの躍動感溢れる動きに陣営側の自信も肯ける。

最後に紹介する馬は、アドマイヤムーン産駒の『セオスジュピター』(セオス氏所有)だ。切れ味抜群の脚と競り合いに負けない勝負根性を持っている。「この馬の度胸は素晴らしいわ。大舞台でも怖気づくことなく、本来の力を発揮できると思うの」と調教助手の友部は話す。GT未勝利のセオス氏に勝利をプレゼントできるか期待がかかる。

ルーンマスターシア / ユコアラベスク / セオスジュピター

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