３歳春のマイル王決定戦！

５月２週の東京競馬場では、３歳春のマイル最強馬決定戦に位置づけられる・ＮＨＫマイルＣが開催され、トライアルレースであるニュージーランドＴの勝ち馬である『イジッパリ』（血気盛ん氏所有）が勝利。マイル王の座を勝ち取った。

「いよいよ今日が本番です。５００万下からのライバルの『ハマノブラッサム』（はまだす氏所有）も出走するので絶対に負けられません。人気はハマノブラッサムが上ですが、実力では負けてないと思っています！」と顔を真っ赤にしながら意気込むレース前の牧場長の柏木。

レースでは３枠６番からの発走となったイジッパリと猛威騎手のコンビ。ぬかるむ馬場に気を取られながらもゲートから飛び出すと、まずはハナを奪った。道中は終始先頭をキープしながら、自

分のペースで駆け上がるイジッパリ。最終コーナーを回り、前を向くとゴールに向かって一直線に突き進み始めた。レースは残り１ハロン。ここでライバルのハマノブラッサムが馬群最後方から良い脚色で追い上げるが、トップスピードに乗ったイジッパリがその名に負けない意地と根性でクビ差を守り、１着でゴールを駆け抜けた。

「最後はかなり際どい結果になったけど、このレースを目標に頑張ってきたので嬉しいです。ハマノブラッサムとは毎回良い勝負をしているので、また機会があれば勝負したいですね」と話す猛威。

騎手の猛威が話すように、イジッパリとハマノブラッサムの対決は今回で３度目。次回両馬が相見える時は、いったいどちらの馬が勝利を手にするのだろうか。

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