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Live!スポーツ 京都版 第13号

GT7勝目!

春のグランプリホースはナイスネイキッド!

雨中決戦を制す!

降りしきる雨の中での開催となった、前半戦の締めくくり・宝塚記念では、2番人気の『ナイスネイキッド』(ペーパーカンパニー氏所有)が、7番人気の『ファインクレア』(シンジ氏所有)に3/4馬身差を付けて勝利し、GT7勝目を飾った。

昨シーズンは海外に遠征してGTを勝った経験を活かし、3歳馬ながら天皇賞(秋)を制し、同世代トップレベルと称されるようになった。芝のGTレースはそれ以来の出走となったが、天皇賞馬として得意の芝では恥ずかしいレースはできない。重馬場を気にすることなく道中を進み、最後は馬群を割って先頭に立ち、そのままゴールへと駆け込んだ。2着となったファインクレアは今シーズンの天皇賞(春)を制しているため、奇しくも天皇賞馬同士のワンツーフィニッシュとなった。

「この馬が勝てたのも、厩舎スタッフのおかげ。育成が素晴らしかったですよ。しっかりとしたいい調教をやってくれてましたね。調教次第で、競走馬は際限なく強くなる。それを感じさせてくれる一頭です」手綱を取ったゴールド騎手は、レース後記者に語ってくれた。

弱点を克服し、さらなる強さを手に入れたナイスネイキッドに、もはや敵はいない。今後は海外に遠征することも予想されるが、この馬の夏場に強いところをぜひ見せ付けてやって欲しい。

粒揃い!2歳馬特集

今シーズンに京都サーバーで誕生した2歳馬は、非常に優秀な馬が揃っているように思える。何頭か目に付いた素晴らしい馬たちを紹介しよう。

まず最初は『ノリシンカヴァ』(のりあゆBR氏所有)だ。接戦ではまず負けない根性が何よりの

持ち味。奇跡的にこの馬を大きく引き離して勝つ馬がいない限り、並ばれたらこの馬の優位は動かないだろう。ナタの切れ味と呼ばれた父・シンザンを超える日も近いかもしれない。

次は『ホッカイカクテル』(ポラリス氏所有)だ。父レッドゴッド、母はあのダービー牝馬・ウオッカと同じ血統という、まさに「夢の配合」から誕生したドリームホース。短距離を得意としているようだが、スタミナも一流。大舞台で本領を発揮するだろう。じっくりと育ててもらいたい。

最後は『ダンサーハギノ』(白女氏所有)だ。偉大な父・ノーザンダンサーの能力を大いに受け継いでおり、他馬ではなかなかお目にかかれない瞬発力と持続力がウリ。特に持続能力については、歴代の名馬をも上回ることがほぼ確実な状況だ。勝負根性もなかなかのもので、敵に回すと大変かもしれない。

ノリシンカヴァ / ホッカイカクテル / ダンサーハギノ