ストライキでも走るんだぜ9月の第4週目には菊花賞トライアル・セントライト記念が行われた。今年は出走頭数が少なく7頭立ての競馬となり、そんな中5番人気の『ゼネラルストライキ』(えぼ氏所有)が見事に勝利し、菊への優先出走権を獲得した。同馬はこれが初重賞勝利となった。 レースでは、まずまずのスタートから抑えの競馬で、1枠1番から経済コースを回る。最終コーナーでは前が詰まるのを恐れ、馬場の真ん中まで外へ出す。少頭数だったのが幸いし、すんなり前が空くと追い出しを開始。溜めていた脚を爆発させ、ぐんぐんと加速して他馬を突き放し、2馬身差を付けて快勝を収めた。 「5番人気だったので気楽に回って来ることができました。内々を回ってコースロスもなく脚も溜められて、本当にこの馬の競馬ができたのが勝算だと思います。我 |
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ながらうまく乗れました。次走は体調が良ければ菊花賞を目指して欲しいですね。その時はこの馬にGTをプレゼントします」とTAKA騎手は自慢気に語った。 セントライト記念の快勝ぶりを見る限り、大舞台での活躍を見てみたいものだ。3歳の遅咲き有力馬の動向を見逃すな。 西のトライアルは
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スタミナで、京都の長距離レースも制覇してくれるかもしれない。
フツウタキオン重賞3勝目!
中山競馬場では、古馬の実力馬達が集結するオールカマーが行われ、『フツウタキオン』(ハシルハナ氏所有)が重賞3勝目を上げた。陣営の狙い通り、今回は積極的にハナを主張し先頭を走る。直線では差を縮められるも、後続の追撃を4分の3馬身振り切った。
「他に行く馬がいないと思ったので、マイペースで逃げることができました。本当は好位につけてタイミングよく抜け出すのがこの馬には合っていますが、今日は思い切って先頭で競馬をしてみました。粘らせたら天下一品ですからね。後続に迫られてヒヤッとしましたよ」と鞍上のモンス騎手はレースを振り返った。
重賞戦線の常連の同馬、次走は天皇賞辺りを狙って来るかもしれない。初めての大舞台でも、その実力はトップクラスだろう。