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Live!スポーツ 京都版 第9号

4連勝でGT初制覇!!

春のグランプリホースはウザハマッテルゼ

感動の1戦

6月の第5週に阪神競馬場芝2200mで行われた宝塚記念。春のグランプリレースを制したのは3番人気の『ウザハマッテルゼ』(啓丼氏所有)だ。

レースは好スタートから先頭集団の好位置4番手を追走。直線では最後の1ハロンから内の『ユナエルバンビ』(マコトン2氏所有)、外にウザハマッテルゼの2頭の壮絶な追い比べ。クビの上げ下げのままゴールへ飛び込み、ウザハマッテルゼがユナエルバンビをアタマ差競り勝ち、宝塚記念を制した。

啓丼氏もこれが嬉しいGT初勝利、まさに人馬ともに嬉しい勝利となった。「ゴール前は際どい勝負になりましたが、この馬の力を信じて騎乗することができました。この馬と一歩ずつ勝ち上がりGTの舞台を勝てて、とても嬉しいです」と主戦のかおりん騎手も満面

の笑みを浮かべた。

苦しい未勝利生活から一変。怒涛の4連勝で見事宝塚記念を制覇し、一気にGT馬へと羽ばたいた。啓丼氏の粘り強い育成が見事に実を結んだ。諦めなければ夢は叶う。そう思わされる感動の1戦となった。

レコード勝利!ダート王健在

上半期の古馬ダート王決定戦「帝王賞」が6月の第5週、ナイター競馬で行われ、単勝5.2倍の4番人気の『ハンガーストライキ』(えぼ氏所有)がGT4勝目をあげた。

レースでは、先頭の馬を見る感じの好位2番手を進み、騎手との折り合いを整えながら、最後の直線へ。直線では早めに先頭に立ち、『リックチリンジャー』(富姫ホースクラブ氏所有)が差を詰めてくるも最後まで差は縮まらず、クビ差をつけてゴールイン。

同馬はドバイワールドCを制す

るなど、ダートの実績は折り紙つきで、この勝利は名声をさらに上げる結果となった。

秋にはダートの大舞台、BCクラシックやジャパンCダートなどが行われ、大舞台への出走が目標となる見込み。そして来春はドバイワールドCの連覇に期待だ。

注目2歳馬特集!!

前回に続いて期待の2歳馬を紹介しよう。

今回紹介する期待馬の1頭目は父に『アグネスタキオン』を持つ牝馬『オメガザタキオン』(ハシルハナ氏所有)だ。特に根性、気性、瞬発力がずば抜けていて、芝適性も高く来シーズンのクラシック候補最有力候補のお嬢様だ。

2頭目の注目馬は、『スタングネルフ』(北陸ネルフ氏所有)だ。同氏所有の『キングスタング』を父に持つ。自慢のパワーを生かし、ダートレースでは大活躍をしてくれそうだ。父が果たせなかったGT勝利を息子に託す。

ハンガーストライキ