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Live!スポーツ 京都版 第8号

見事なレコード勝利

有馬記念を制したのはオメガスカーレット

一年の締めくくり

12月第5週、中山競馬場にて開催された「有馬記念」を『オメガスカーレット』(コジンクー氏所有)が勝利した。騎乗したココ騎手は、一番人気というプレッシャーにも負けず、さらにレコードタイムでの勝利を導くなど同馬の勝利に花を添えた。

レース序盤、オメガスカーレットは先頭集団中頃に位置取った。若干外寄りの位置ではあるが、前に壁は無くペースも得意なペース。オメガスカーレットが勝つ為の条件はほぼ揃っている状態といっても過言ではないだろう。そして残り600mを切ったところでオメガスカーレットが動き出す。素晴らしい切れ味を見せて一気に前へ飛び出した。先へ行かせまいと同時に飛び出した『アサクサホーリー』(天使氏所有)や『スタームーン』(アドリブ王子氏所有)が追走するが、あと一歩のところで及ば

ずオメガスカーレットが先頭でゴールした。

オメガスカーレットは、菊花賞・ジャパンカップと続きGI3連勝を挙げた。新シーズンを迎え4歳となり、さらに馬体は漲っている。これからの更なる活躍が大いに期待できるだろう。

新シーズン開幕!期待の2歳馬

いよいよ新シーズンが開幕し、各オーナーの元ではこれからの活躍が期待される2歳馬たちが誕生している。そんな2歳馬の中でも、将来本紙の紙面を賑わせてくれるような新人達を紹介していこう。

最初の1頭目は『マキシィダンサー』(BECK氏所有)を紹介しよう。均衡のとれた良い馬体をしており、ツヤも良く美しい。まだ2歳ながらなかなかのパワーを持っており、暴れた時などは抑えるのに一苦労だとか。若干ではあるが脚元に不安があるので、そのパ

ワーに耐え切れず怪我をしてしまうという事も考えられるので注意が必要だ。スタミナ不足なところもあるため、あまり長距離のレースには対応できないだろう。

続いて2頭目は『ヒメアンモナイト』(肥後太郎氏所有)だ。総合力を見ても見劣りする部分は特に見当たらず、弱点らしい弱点が無い良い馬だ。とても大人しく、物怖じしない冷静な性格をしているようで、大レースなどであってもその実力をフルに発揮させることができるだろう。若干ではあるが、成長が他の馬に比べて早いようなので、調教には注意した方が良さそうだ。

最後は『コジサンジュ』(もひ氏所有)の紹介をしよう。若干スピードに難があるが、それ以外の能力は2歳馬の中でもトップクラスの素質を秘めている。気性がそこまで良い方ではなく、他の馬などを見ると興奮したりしてしまうらしいので、レースではその当たりをどう制御していくかがカギとなるだろう。

マキシィダンサー