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Live!スポーツ 京都版 第6号

白き馬体が躍動

川崎記念はファイナルレイドが制す

最高のスタート

今シーズン最初のGTレース川崎記念は、前シーズンにジャパンダートダービー、ダービーグランプリを制し、今シーズンも活躍が期待される『ファイナルレイド』(新満氏所有)が勝利し、最高のスタートを切った。

レースは絶好のスタートを切ると、そのまま好位置をキープ。直線では、持ち前の卓越したスピードで他を圧倒した。「今シーズン最初のレースなので馬も私も気合十分でした。本馬場入場から落ち着いていたので良いスタートを切れたんでしょうね。今年も勝ちに行きますよ」と鞍上の黒澤義明騎手はレース後にコメントした。

昨シーズンはジャパンCダートで惜しくも2着と敗れるが、ジャパンダートダービー、ダービーグランプリの2勝を挙げ、競馬ファンの注目を浴びた。そして今シー

ズンの川崎記念の勝利は、早くも砂の帝王誕生の予感が漂っている。今シーズン砂の帝王を証明する為に、白き馬体が躍動する。

2歳馬大特集

シーズンも明け、各牧場では沢山の競走馬が誕生した。その中で記者が注目する2歳馬を一部ではあるが、紹介しよう。

最初に『チャーミングー』(花氏所有)を紹介。まだまだやんちゃでありながら、秘めた力は京都サーバートップクラス。父サドラーズウェルスから受け継いだスピードとスタミナは超一級品。完成には時間を要するが、長い目で見守って行きたい。未だ重賞勝利の無い花氏に、初の重賞をもたらす事ができるのか今後も注目していこう。

2頭目は『エドラリユウ』(箱氏所有)に注目。スタミナに不安を抱えているものの、それを補うことができる質の高い能力を持って

いる。特に直線での長い脚は、他の馬主にとって脅威となるだろう。調教次第では、クラシックが見えてくる。

3頭目は『アシタノテンコー』(矢吹とおる氏所有)。成長が早く、全体のバランスも良い。特にスピードは天下一品で、父であるキングヘイローの影響を受けているようだ。2歳戦の主役を狙いたい。

4頭目は、『アシタハレルカナー』(桃己氏所有)にスポットを当てよう。大物感漂う馬体で、高い素質を秘めている。徐々に成長にしているようで将来が楽しみな逸材。力強さに欠けるが、持ち前のスタミナで補いたい。

最後に、『コウフワン』(甲府55氏所有)をピックアップ。少し小さめの馬体ではあるが、パワフルで力強い走りを見せている。どんな馬場状態でも力を発揮できそうで、甲府55氏も相当の期待を寄せているようだ。狙うは春のクラシック。

チャーミングー