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Live!スポーツ 京都版 第5号

GTを中心に注目馬をチェック!

今シーズン前半戦を振り返る

秋の主役に躍り出るのは?

今シーズンも折り返しを過ぎ、いよいよ秋競馬直前ということで、今回はシーズン前半の振り返りを行いたいと思う。まず1月、シーズン最初のGTレース川崎記念を制覇したのが『ケーレイン』(ジオン氏所有)。その後佐賀記念に出走するも4着に終わり、このレースを最後に引退。GT2勝目の夢は次世代に託された。

続いて2月フェブラリーステークス、3月高松宮記念と初春のレースを制したのが『スカーレットダンス』(サキシマ氏所有)だ。いずれも4番、5番人気と下馬評は高くなかったものの、いざレースが始まればきっちり勝つその勝負強さに、おいしい思いをさせてもらったファンも少なくない。続くかしわ記念でも3位に絡み、強心臓なところを我々に見せつけてくれた。

そして4月、一躍スターダムに

のし上がったのが、桜花賞を制した『プリンザプリンセス』(プリン氏所有)と皐月賞王者『オメガアルファ』(ハシルハナ氏所有)だ。いずれもその後の活躍が期待されたが、後の成績は明暗をはっきり分ける形となった。オメガアルファがジャパンダートダービーを2着、函館記念を1着など、期待通りの活躍を見せているのに対し、プリンザプリンセスは桜花賞以来5戦で勝利はおろか連対に絡むのも1回と、かつての勢いを完全に失っている様子。今後の奮起にぜひ期待したい。

さらに5月、春の天皇賞でニューヒーローが誕生した。前哨戦である阪神大賞典を含めデビューから5戦5勝で出走した『メタボグラス』(メタボ氏所有)がコースレコードで勝利。長距離戦での圧倒的な強さに加え、メタボグラスという名前が共感を呼び、中年のサラリーマンから大きな支持を集めている。

他にもオークスを制した『バックファンブル』(ディオディオ氏所有)やダービー馬『ムソウフウジン』(はむすたぁ氏所有)など、今秋の主役の座を手にするのは果たしてどの馬か?注目の秋の陣がいよいよスタートする。

札幌記念はスウィフトシュア

8月4週に札幌競馬場で行われた札幌記念は、降り続く雨で悪くなる馬場をよそに、『スウィフトシュア』(伏見氏所有)が『コウテイスマイル』(皇帝氏所有)との競り合いを制し、通算18勝目・重賞14勝目をあげた。勝ち数に加え秋華賞・天皇賞(秋)制覇という圧倒的な戦績を引っさげ群雄割拠の秋競馬に登場するスウィフトシュア。先に挙げた注目馬を蹴散らし、さらなる名声を手にするのはこの馬に違いない。

スウィフトシュア