GI初制覇をプレゼント9月第3週に行われたダービーグランプリにて、『バックラフィアン』(アドリブ王子氏所有)が、見事レコードタイムで快勝し、アドリブ王子氏にGI初制覇の栄冠をプレゼントした。 7枠14番のスタートから終始後方の外側に待機し追走。第4コーナーを回って最後の直線に入ると、馬群の中から猛烈な勢いで2頭の馬が飛び出した。バックラフィアンと『オカメノハジマリ』(てす7氏所有)だ。 2頭の激しいデットヒートの末、1/2差を付けてバックラフィアンがゴール板を駆け抜けた。バックラフィアンにデビュー戦から騎乗しているほくろ騎手は「今までに見たことがない走りだった。これからもっと伸びるんじゃないでしょうか」と語っている。 | |
注目の2歳馬特集 第2弾さて、今回も本紙イチオシの2歳馬について特集しよう。前回はスペースの都合上1頭のみの紹介となったが、今回は一挙4頭の競走馬を紹介したいと思う。 最初の1頭目は『ネガオフェチ』(悪い天使氏所有)だ。しなやかさと力強さを合わせ持った、とてもバランスが取れた肉体をしている。特に目立って悪いところは無いが、特出して秀でた能力が少ないのも事実。その点をしっかりとカバー出来れば、悪い天使氏に初OP勝利・重賞勝利をもたらしてくれるのではないだろうか。 次に『ダルダンサー』(イエローカレー氏所有)を紹介する。今回紹介する競走馬の中でも1,2を争うスピードの持ち主。とても成長が早く、既にデビューしており、9月第1週に行われたレースではオープン戦も勝利している。 |
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12月に行われる朝日杯FS等に出走した場合は、素晴らしい走りを見せてくれるのではないだろ うか。今後の活躍が楽しみである。
3頭目は『ブリノダンチヒ』(ぶりきち氏所有)である。少々スタミナや持続力に難があるが、スピードやパワーは一級品。一瞬のキレ味も大したもので、まるで旋風のように駆け抜けていくだろう。前述した通りスタミナなどに少々欠点があるため、あまり長距離のレースが得意ではないようだ。
最後の紹介は『シャガリータ』(タゴサク氏所有)。とても体力があり、ちょっとやそっとの調教では疲れを見せることがない。持久力もなかなかのもので、得意な距離であれば長時間トップスピードを維持する事ができるだろう。勝負根性がちょっと低めなのが玉にキズだが、それも「愛嬌」といったところではないだろうか。