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Live!スポーツ 京都版 第2号

脅威の6戦無敗!

ヒロノラオウに死角なし!

ケタ違いの大逃走

クラシックの大本命は、やはりこの馬しかいない。
  クラシック前哨戦・弥生賞は、『ヒロノラオウ』(ひろの3号氏所有)が1番人気に応えて勝利し、重賞5勝目を飾るとともに、皐月賞への出走権を獲得した。

世代最強馬は今シーズンの始動にこのレースを選んだ。昨シーズンは、重賞3連勝で朝日杯FSに臨み、同レースを制して見事に2歳王者の座についた。その勝利に甘んじることなく調整が続けられ、順調な仕上がりでレースを迎えた。

スタート直後は内枠の馬に先頭を譲ったものの、早々にハナを奪って道中はマイペースのまま後続を突き放し、独走状態を築く。最終コーナーを回ってもその余裕を保ちつつ、後続が迫ってきたところで軽く鞭が入ると、楽な手ごたえでゴールまで逃げ切った。い

つもと変わらないスタイルで、危なげなくデビューからの連勝記録を伸ばした強さに、陣営からは安堵の声も聞かれた。

たか騎手もかなり満足気な様子。「快心の勝利。折り合いがつけば問題ない。もう向こう正面で勝ちが決まったようなもんだね。この馬はまだまだこんなところで負けるわけにはいかないよ」とコメントし、オーナーとガッチリと握手を交わした。

既に重賞5勝目、同世代の中でその成績は抜きん出ている。もはやこの最強馬に死角はない。クラシック獲得へ向けて、好スタートを切った。

混戦必至!牝馬クラシック

牝馬クラシック戦線は混戦模様になることは決定的だ。

桜花賞ステップレースのチューリップ賞を制した「ヘイセイホクト」(コボ氏所有)が電撃引退。故障発生などの噂が飛び交っている

ものの、本当の理由は明らかになっていない。

変わって台頭したのが、フィリーズレビューを制した「リメンバーナウ」(タゴサク氏所有)。デビューから4連勝で負け知らず。この勢いと切れ味鋭い末脚を武器に、今後クラシック戦線に切り込んでくるだろう。

リメンバーナウ

注目の2歳場特集

京都サーバーも2シーズン目に突入。既に競走馬の生産を行っている牧場も多く、期待に胸を膨らませていることだろう。今回の2歳馬特集では、本紙記者イチ押しの1頭を紹介したい。

その2歳馬は「ハオウサイレンス」(拳王氏所有)。あの偉大な名種牡馬・サンデーサイレンスを父に持つ。その素質をしっかりと受け継ぎ、高いスピード能力と豊富なスタミナを併せ持っている。少々力強さに欠けるところが牝馬ゆえの難点か。しかし、それを補って余りある能力の高さに、今後の期待をかけたくなる。

ハオウサイレンス