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Live!スポーツ 小倉版 第14号

今シーズンGI4勝目!

愛チャンピオンステークスはサンタモニカ!

猛者を蹴散らす圧倒的スピード!

9月1週目の海外競馬場では、凱旋門賞の前哨戦とされるアイリッシュチャンピオンステークスが開催され、1番人気の『サンタモニカ』(ゆかぽん氏所有)が安定した走りで勝利を飾り、昨シーズンの同じレースで3着に敗れた雪辱を果たした。

レースは、ハナを奪った『キャロルハウス』が逃げそれを追う展開となった。サンタモニカは、中団内寄りに位置し、ペースを乱すことなく徐々に先頭馬との距離を縮めていく。最後の直線に入りキャロルハウスの勢いが衰えたのを見逃さず、さっと交わしてサンタモニカが先頭に踊り出た。そのままスパートをかけぐんぐんと他馬を引き離しにかかる。大外から『ウマーザキャノン』(うまうまゴーゴー氏所有)が猛追してきたが、それを退けゴール板を駆け抜けた。

「前走から中1週しか空いていないローテーションだったので、馬の疲労が心配でした。でも実際走ってみると全然疲れを感じさせず、いつも通りの力を発揮できたと思います。騎乗していて、6歳とは思えないキレのあるスピードと瞬発力の高さに驚かされます。ほんとすごい馬ですよ。前哨戦でこのパフォーマンスを出せたので、やっぱり凱旋門賞に出走してみたいとは思いますが、今シーズンは海外のGTレース中心だったので、そろそろ国内に戻って天皇賞(秋)の2連覇を視野にいれて調整するのも考えたいですね」と、レイ騎手はコメントした。

国内外問わず最高の走りを見せてくれるサンタモニカ。今後の活躍に注目したい。

未来のスターホースを探せ!

9月に入り暑さも和らいできたここ小倉ワールド。今回は、今シーズン誕生した若駒たちの中

から、将来の活躍が気になる2頭を紹介しよう。

最初に紹介するのは、リボー産駒の『オカルトリボー』(九里虎氏所有)だ。「とにかくタフな馬体をしていますよ。スタミナも体力も文句なし。ハードな調教を行っても息が切れることが少なくて鍛え甲斐がありますね。直線のスピードも悪くないので、折り合いを欠かなければGTも狙えるんじゃないでしょうか」と話す牧場長の柏木。

次に紹介するのは、カツラノハイセイコ産駒の『アルティメイト』(うずまき氏所有)だ。「パワーがちょっと足りない気もするけど、他の能力がとっても高いから十分カバーできると思うわ。激しい叩き合いになっても物怖じしない根性が素敵ね。大器晩成タイプみたいだから、焦らずじっくり育ててあげて欲しいわ」と調教助手の友部。

アルティメイト / オカルトリボー

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