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Live!スポーツ 小倉版第10号

怒涛の6連勝!

帝王賞はギアセカンド!

圧勝!3馬身差!

6月4週の地方競馬場では、古馬の春のダート最強馬決定戦に位置付けられる帝王賞が開催され、現在GT勝利を含む5連勝を挙げている、ダート界のエースとの呼び声高い『ギアセカンド』(めいたい氏所有)が勝利。帝王の名に相応しい走りで観客を大いに沸かせた。

「東京大賞典やドバイWCでの勝利を含め、ここまで5連勝できています。今日のレースにも勝って堂々と胸を張って『ダートの帝王だ!』と言えるようになりたいですね」とレース前に話すオーナーのめいたい氏。

レース当日の天気はあいにくの梅雨空で馬場の状態も最悪のコンディションとなった。そんな中、勢い良くゲートを飛び出したギアセカンドは、逃げる『イベントダンサー』(マイケル氏所有)を前に見る形で道中を進んでいく。4コ

ーナーを回り、迎えた最後の直線。不良馬場を走っているとは思えないほどの脚色でスピードをあげ、5馬身ほど前を行くイベントダンサーを軽く追い抜くと、そのまま後続を3馬身ぶっちぎりゴールに飛び込んだ。

「逃げ馬に引っ張られてハイペースの展開だったし、馬場も最悪だったのでスタミナ勝負になるだろうなって思ってました。ギアセカンドは重馬場も得意だしスタミナもあるので勝てると考えてましたけど、まさかここまでの着差をつけれるとはね。この連勝がどこまで伸ばせるか楽しみです」と勝利の嬉しさを語る騎手の乱雪月花。

芝も走れるダート界のエースと名高いギアセカンド。不良馬場の中、圧倒的なスピードで勝利を飾った今回のレースは、実に見応えのある走りだった。果たしてこの連勝街道はどこまで続くのだろうか。今後の活躍にも期待しよ

う!

小倉2歳馬大豊作!

2歳馬戦線が幕を開けた小倉サーバー。今シーズンはずば抜けた若駒が多く誕生した様子。その中から2頭の期待馬を紹介しよう。

最初に紹介する馬は、マンノウォー産駒の『ツクネトイプー』(つくね氏所有)だ。「ダメな部分が全く見当たらない素晴らしい馬ですよ。ツクネトイプーなら牧場初のGT勝利も十分に狙っていけると思います。あとは如何にして経験を多く積ませ、早く仕上げるか。ここが勝利の分かれ道になりそうですね」と話すオーナーのつくね氏。

次に紹介する馬は、トウカイテイオー産駒の『バブルテイオー』(はな丸氏所有)だ。「今シーズンは良い馬が産まれましたよ。これまで生産してきた中で一番期待できる一頭ですね。成熟するまでには時間がかかりそうなので、じっくりと大事に育て上げますよ」と嬉しそうに話すオーナーのはな丸氏。

ツクネトイプー / バブルテイオー