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Live!スポーツ 小倉版 第7号

海外制覇!

KJ&QESはイシケンスタート!

三つ巴の戦い制す!

7月4週の海外競馬場では、欧州競馬最高峰レースの一つとされているキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスが開催され、今シーズンの国内クラシックで苦杯を飲んだ『イシケンスタート』(いっしー氏所有)が勝利。世界の大舞台で大輪の花を咲かせた。

「クラシックでは思うような競馬ができなくて悔しい思いをしました。今回こそはやってやるって感じですよ。前走までは後ろから差す戦法でやってきていたんですけど、今回は思い切って前に出ると決めていました。これが大当たりだったみたいですね。今までには無い走りでビックタイトルを獲る事ができました。次は国内GTでリベンジを果たしたいですね」とレース後にコメントした騎手のいっしー。

そんないっしーが言うように、

レースでは出脚のよいスタートを決めたイシケンスタート。走り方を変えても鞍上のいっしーとの息はピッタリで、勝負所ですぐに抜け出せる前線に陣取った。最後の直線では、内ラチ沿いを逃げる『プレシャスハート』(佳弦氏所有)、後ろから迫る『セントプロモーショ』(エベレスト氏所有)とで三つ巴の叩き合い勝負。国内での悔しさをバネにしたイシケンスタートが、立ちはだかる2頭を破り世界を制した。

朝日杯FS、皐月賞、日本ダービーと大舞台に三度姿を現したイシケンスタートだったが、思うような結果は残せていなかった。しかし、今回は違ったようだ。走り方を変え、自信をつけたイシケンスタートといっしーの姿からはただならぬオーラが漂っている。新たに挑む世界の壁にこれまでの鬱憤をぶつけ、それを打ち砕いた。一皮も二皮も剥けたイシケンスタートの国内リベンジが見物

だ!

才能発掘!2歳馬特集

8月1週を迎えた小倉サーバーは、今シーズンも元気な若駒が誕生しているようだ。その中から期待馬を紹介しよう。

最初に紹介する馬は、カジノドライヴ産駒の『ゼカジ』(Z2氏所有)だ。「この馬はどうも坂路が苦手みたいなんですよ…。でも、スピードもパワーもスタミナもあるので、その点はパーフェクトです!柏木さんは、『苦手な部分を解消すれば大丈夫!この馬はダートでこそ活きる馬だ、上手くいけば重賞クラスで活躍できるぞー!』って張り切ってましたよ。今シーズンのうちの牧場で一押しの馬なので、ぜひ観戦しにきてくださいね!競馬場でお待ちしています♪」と笑顔で話す厩務員の川村。

今後この馬が活躍するかどうかは、オーナーのZ2氏の手腕にかかっているようだ。レースに出走する際は、この馬の特徴に合った競馬場を選択することが勝利への鍵になるだろう。

ゼカジ