勝利の鍵は戦法にあり!春の砂の王者を決めるジャパンダートダービーが7月の2週目に開催され、8番人気の伏兵『キャプテンクック』(ハヤト氏所有)が2着に2馬身差をつけ快勝し、GT初制覇を成し遂げた。 直線で馬群を捌いて抜け出したキャプテンクックが、先頭を走っていた『トキハオウ』(二頭波氏所有)をかわし、そのまま伸びた脚は2着以下を引き離し、ゴール板を駆け抜けた。 主戦の岩田騎手は「初めてのGT制覇ですよ!すごい嬉しいです!今日の勝利は、戦法を変えてみたのが勝利の要因だと思います。いつもは後方から攻める競馬だったのを、今回は少々前に出る競馬に変えました。そうしたら道中折り合いもうまくついて。文句なしのレースでしたよ」と、明るくコメントした。 今回の勝利は、オーナーのハヤ |
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ト氏にとっても初のGT勝利となった。この調子を崩さずに年間ダート王を狙えるか、今後も注目しよう! 期待の2歳馬特集!今シーズンの小倉サーバーでは、素晴らしい素質を秘めた前途有望な2歳馬達が続々と誕生し、厩舎を賑わせている。今回は、その中で記者が気になった馬を紹介しよう。 最初に紹介する馬は、『リスキィザクラ』(りすきぃ氏所有)だ。父は、レコード勝利を何度も出したサクラユタカオー。父と同じようにスピードと瞬発力の高さはサーバー屈指だ。来シーズンには、ターフを軽快に走り抜けて勝利する姿が見れそうだ。 2頭目に紹介する馬は、『ミスティアブラハム』(MISTY氏所有)だ。幅広い距離を走ることができ、全体的な能力の高さは今シーズン誕生した2歳馬の中で |
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トップクラスに入る。激しい叩き合いに負けない根性と、重賞レースでも物怖じしない強い精神力を持ち合わせている。すでに2歳新馬戦のダートレースに出走し勝利しており、今後の活躍が楽しみな逸材だ。
3頭目に紹介する馬は、『ミソカツサーベル』(味噌勝氏所有)だ。この馬は、芝・ダートどちらもこなせる柔軟性の高さが自慢。スピードの持続力が高く、直線で豪快に差し切る姿が見れるだろう。オーナーの味噌勝氏に重賞初勝利をもたらせることが出来るか、期待がかかる。
4頭目に紹介する馬は、『エリザヴェータ』(りょうす牧場氏所有)だ。白毛をなびかせて走る姿が美しい。頑健な馬体で、ハードな調教にも耐えられるようだ。育成に時間は要するものの、しっかり鍛え上げればGTで充分活躍出来るだろう。
最後に紹介する馬は、『エンブレム』(れぷりか氏所有)だ。直線のキレの良さと、馬場の悪さをものともしない力強い走りが素晴らしい。中距離での活躍が期待できる。