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Live!スポーツ 阪神版 第31号

2連覇達成!

JCダートはコイノキセツ!

低人気を覆す走りで勝利を掴んだ!

年の瀬迫る12月2週目、阪神競馬場ではジャパンカップダートが開催され、これを9番人気の『コイノキセツ』(くうとん氏所有)が制すると、大穴の活躍劇に訪れた観客は騒然となった。

5枠10番スタートのコイノキセツは、難なくゲートを出ると中団に位置取る。コーナーを周り馬群から抜け出すと、そのままぐんぐん加速し後続を引き離しにかかった。残り1ハロン、大外から勢いづいた『カエデフルツイスト』が迫ってきたが、それを抑え見事勝利した。

「今シーズンは、始動してしばらく勝ち星に恵まれず悩まされていましたが、今日の走りは素晴らしかったですね。最後までリズムを崩すこともなく、手応えも十分。直線で前を向いてからの伸びは、最近の低調が嘘のように感じ

られました。6歳とは思えないパフォーマンスを見せてくれましたよ。今後の予定がどうなるかわかりませんが、コイノキセツは陣営にGT初勝利をもたらした思い入れのある一頭なので、もう少し走る姿を見てみたい気持ちはあります。とりあえず、年末の東京大賞典も2連覇を狙いたいですね」と騎手のくうとんはコメントを寄せた。

ジャパンカップダート連覇を達成し、古馬の強さをアピールしたコイノキセツ。今後の動向が気になるところだ。

注目の2歳馬特集!

ここ阪神ワールドも12月に入り、今シーズンも残すところわずかとなった。今回は来シーズンの活躍が期待できそうな注目馬を3頭紹介しよう。

最初に紹介する馬は、スペシャルウィーク産駒の『プレミアムウィーク』(ハイサイ氏所有)だ。「ハー

ドな調教にも耐えられる体力を持っていて、鍛え甲斐がありますね。レース展開や枠に影響されずに力を発揮できる馬なので、出走が楽しみです。十分GT勝利を狙えると思ってますよ」とオーナーのハイサイ氏は話す。

次に紹介する馬は、ディープインパクト産駒の『プロセクター』(みさき氏所有)だ。折り合い次第では予想以上の走りを見せてくれる。特に直線での加速は目を見張るものがある。どうやら重馬場が苦手のようなので、レースに出走させる際は蹄鉄の装着を忘れずにしてほしい。

最後に紹介する馬は、シーザスターズ産駒の『ダルコウスキー』(ラフマニノフファーム氏所有)だ。スピードと瞬発力が高く、切れの鋭い末脚が武器。デビュー戦を勝利で飾り、その後も着実に成長を遂げている。短距離を得意としているので、将来はスプリンターとしての活躍が期待できそうだ。

ダルコウスキー / プロセクター / プレミアムウィーク