競馬伝説Live!

Live!スポーツ

Live!スポーツ 阪神版 第25号

有終の美!

ジュピカイドウが有馬記念を制す!

今後は母として期待!

12月第5週に行われた有馬記念を『ジュピカイドウ』(ますたーあま氏所有)が勝利し、天皇賞・春に続いてGI3勝目を挙げた。

天候は晴天に恵まれ、良馬場での開催となった。シーズンを締めくくるGI競走ということもあり、中山競馬場は多くの観衆で黒山の人だかりとなった。その喧騒を打ち消すかの如くファンファーレが鳴り響き、いよいよレースがスタート。ハナを奪ってレースを先行するのは『ユートクロイ』(らいちゅう分室氏所有)。ジュピカイドウは先頭集団やや後方に位置取る。若干馬群に飲まれているような形に見えるが、ジュピカイドウとゆり騎手は意に介さず、落ち着いて機を窺う。第四コーナを回りきろうかという所で、ジュピカイドウにチャンスが訪れる。直前の馬が外側に寄り、一頭分通れる隙間ができたのだ。その

チャンスを逃すまいと、馬群を割るようにスピードを上げて前に出る。先頭は変わって『ヘリオスフィア』(アレクス氏所有)と『ステキパルテノン』(たかんた氏所有)が激しい叩き合いをしており、そこへジュピカイドウも参戦する。三頭の激しい叩き合いの末、脚を温存していたジュピカイドウが最後の一瞬前に飛び出し、そのままトップでゴールイン。どの馬が勝ってもおかしくない素晴らしいレースだった。

ますたーあま氏に初のGI制覇をプレゼントしたジュピカイドウは、この直後に現役を引退して、現在は繁殖牝馬となっている。今シーズンはまだ種付けされていない状態ではあるが、今後の活躍が期待されている。

新シーズン開幕!2歳特集

新しく産まれた競走馬を紹介する2歳馬特集。今回は新シーズンを迎えたばかりという事で、ま

だ入厩前ではあるが今後の活躍が大いに期待できる若駒達を紹介しよう。

最初に紹介するのは、ウォーエンブレム産駒の『ウォーザンス』(アナスイ氏所有)だ。父に良く似て、芝よりもやはりダートでのレースを得意としているようだ。また、小刻みな歩幅で走る姿も特徴的で、これもダートレースでの優位性を上げている。バランスの取れた良い馬体をしており、弱点らしい弱点は見当たらない。他馬に対して怯えを見せるということは無く、肝のすわった良い勝負根性を持っているようだ。

次は、メジロマックイーン産駒の『ダイアリフタロク』(もこたろう氏所有)を紹介する。その血統の特徴を受け継ぎ、中〜長距離でのレースにおいて、底知らずのスタミナと持続力を発揮して活躍するだろう。この馬も弱点といった部分は見当たらず、2歳馬の中でもトップクラスの実力を秘めている。

ウォーザンス / ダイアリフタロク