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Live!スポーツ 阪神版 第23号

大混戦を制す!

弥生賞はサーカスヴァイオ!

皐月賞への手応え掴んだ!

3月第2週、中山競馬場では、皐月賞の前哨戦として位置付けられる弥生賞が開催され、4番人気の『サーカスヴァイオ』(サーカス氏所有)が、8着まで1秒以内という大混戦の中、見事勝利した。

スタートから集団の前方に位置取り、先頭の『ゴットレオ』(かなと氏所有)をマークしながら好機を窺うサーカスヴァイオ。道中、馬群は固まりながら平均ペースで進んでいく。レースが動いたのは、最後の直線に差し掛かった時だ。サーカスヴァイオが集団から抜け出し先頭に立つと、それを追うように他馬もスパートをかける。内から2着の『サマーデイズ』(さまー氏所有)がジワジワと差を詰め、外からは後方を走っていた3着の『ゼロブレーヴ』(アレクス氏所有)が、驚異的な追い上げで食い下がる。ゴール寸前まで気

を抜けない展開となったが、勢い衰えることなく粘り強い走りを見せたサーカスヴァイオが、2着にクビ差で逃げ切った。

レース後、スミス騎手は「スタートからいい位置に付けて流れに乗れたし、道中の折り合いもグッドです。これならと思ったら、その通りに直線で伸びてくれたし、良い脚を持っていますね。今日のような走りが出来たら、皐月賞を狙えるんじゃないでしょうか。この調子を崩さずにいきたいです」とコメントした。

この勝利を弾みに、皐月賞制覇に向けて頑張って欲しい。今後の活躍に注目しよう!

大注目!2歳馬特集

新たなシーズンを迎え、ここ阪神サーバーでは続々と前途有望な馬が誕生している。その中で、記者が特に注目する2歳馬を紹介しよう。

1頭目は、ネイティヴダンサー

産駒の『ジャポニズム』(赤靴下氏所有)だ。この馬は、他馬に比べ全体的に能力が飛びぬけており、その力は阪神サーバートップクラス。序盤から疲れを感じさせない走りと、父親譲りの瞬発力とスピードで、来年のクラシック戦線を賑わせてくれそうだ。

2頭目は、アグネスタキオン産駒の『ウララタッキー』(春うらら氏所有)だ。この馬も同様に、スピードと瞬発力が特に優れており、鍛え上げられた脚で、一気に差し切る姿を見せてくれることだろう。しかし、気性面で少し不安が残る。うまく折り合いをつけることができるよう、しっかり調教して欲しい。

3頭目は、ボールドルーラー産駒の『コトミクサクラ』(ぽっこりん氏所有)だ。成長が早く、引き締まった馬体は大物を予感させる。自慢のパワーを生かして、牡馬に負けない豪快な走りを見せてくれるだろう。

ジャポニズム/ウララタッキー/コトミクサクラ