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Live!スポーツ 阪神版 第14号

悲願のGT初勝利!!

ジャパンカップはモコモコストーリー

後方一気、ごぼう抜き

東京競馬場12月の第1週目に行われたジャパンカップ。このレースを制したのは、3番人気の『モコモコストーリー』(もこたろう氏所有)だ。BCターフの2着や東京優駿3着など、GTレースでの惜しいレースが続いていたが、このレースを見事勝利し、GT初勝利をジャパンカップで飾った。

レースは、果敢にハナに立った『フセインライラライ』(フセイン氏所有)がレースを引っ張る展開。モコモコストーリーは、スタートから後方待機の作戦。他の11頭を見ながら脚を溜め、最後の直線へ。1頭1頭を交わしながら、大外一気の末脚で逃げ粘るフセインライラライを交わし、2着に2分の1馬身差を付けてゴールを駆け抜けた。2着には内から伸びた『アンドリューム』(ダイス氏所有)が入った。

「この馬は強いと思ってました

が、中々結果が出せずようやくGTの勲章を手に入れることができ、とても嬉しいですね。今度は有馬記念も勝利して古馬最強を証明したいです」と主戦のもこみち騎手は語る。

次走は、有馬記念を予定している同馬。有馬記念には、今年の天皇賞春や去年の有馬記念の覇者『アンクルブレイカー』(エドゲイン氏所有)や、今年の凱旋門賞やKジョージ&QエリザベスSを制している3歳馬『ヒロシマノート』(廣島連合1969氏所有)も出走を予定している。強豪達との対戦が今から楽しみだ。この1戦を見逃すな!

砂の王者はサーティーキャンド

ジャパンカップと同じ12月第1週目に東京競馬場で行われたジャパンカップダート。去年に引き続き連覇を果たしたのは『サーティーキャンド』(アレクス氏所有)だ。同馬はこれがGT4勝目、

ジャパンカップダートとBCクラシックを共に連覇している。現役最強ダートホースに間違いないだろう。

今後の予定はまだ未定だが、さらに上を目指し日本のダートレースを制覇していくのか、ドバイの砂を目指すのか、はたまた引退をして繁殖という第2の余生を送るのか。ライバル達はすでに引退し繁殖の道へと進んでいる。ダート王の行く先は・・・。

2歳女王はウィッチクラフト

今シーズンも2歳の女王を決める阪神ジュベナイルフィリーズが、阪神競馬場芝1600mで行われた。1番人気の『ウィッチクラフト』(エドゲイン氏所有)が2着の『ブーブーリリィ』(豚の貯金箱氏所有)にクビ差をつけて、見事人気に答えた。新馬戦、重賞レースと無敗の3連勝で2歳女王の座に輝いた。

来春の桜花賞最有力の1頭だろう。白い馬体を輝かせながら、今度はどんな可憐な走りをしてくれるのか、今から楽しみだ。

サーティーキャンド / ウィッチクラフト