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Live!スポーツ 阪神版 第12号

電撃6ハロン戦

秋のスプリント王はサクラナベ

ナンバー1スプリンター決定戦

10月第1週に中山競馬場にて開催された「スプリンターズステークス」は、『サクラナベ』(ふーす氏所有)が人気に応えて勝利し、同馬はGI初勝利を挙げた。

当日の天気は崩れおり、降りしきる冬雨の影響で馬場は荒れ気味だった。レース展開を心配する観客に見守られながらレースはスタートした。

スタート直後、前に出て引っ張る先行スタイルをとろうとするも、道が塞がれてしまい馬群の中央に埋もれてしまう。レースはたった1200M、所要時間は僅か70秒程ととても短い。一瞬の判断で全てが決まってしまうため、バス騎手には慎重かつ迅速な判断が求められた。そしてついに残り600Mを切り、最終コーナーに入る。その瞬間、各馬スパートに入ったと同時に馬群が広がり、ピタリと塞がれていた道が開いた。そ

の隙間から一気に先頭へ踊り出た。後方からは同時に馬群から飛び出してきた『ニカラグア』(武藤氏所有)と、レース開始から先行していた『ガルフスピール』(ガルフ氏所有)が必死に食い下がるが、今一歩届かずサクラナベが1着でゴール板を駆け抜けた。

サクラナベはデビュー戦を含めて7戦走り、1着が6回、2着が1回と驚異の連対率を誇り、短距離ではほぼ負け知らず。来シーズンの高松宮記念やスプリンターズステークス2連覇など、これからのスプリント戦線での活躍に期待しよう。

今後の活躍に期待!注目2歳馬

もう間もなくここ阪神サーバーでも新シーズンを迎えようとしている。しかし、今現在まだデビューを果たしていない2歳馬も多い。その中でも、これからの活躍が特に期待できる2歳馬達を紹介しよう。

まず最初の1頭は『ヤマノガチ』(山崎銀次氏所有)だ。調教はとても順調で、馬体の充実さを見るともうほぼ鍛えきっているのではないかと思う程だ。気性が良くてスタッフや調教師の言う事をよくきき、他馬に対しても威嚇や怯えなどは一切無いようだ。しかしその反面「負けん気」が弱く、競り合いなどになれば気迫負けをしてしまうだろう。切れ味などは非凡な才能を持っているので、弱点を上手くカバーしてある事ができれば、期待以上の活躍をしてくれるだろう。

次は『マグロタキオン』(辰兄ぃ氏所有)を紹介する。どの能力を見ても基準以上の値を持っており、特に持続力は他馬と比較にならないほどだ。スタッフの話によると、気性難ではないのだが若干潔癖症の様なところがあり、雨が降ると汚れるのを嫌がってあまり走りたがらないようだ。

ヤマノガチ