最速馬決定

中山競馬場で４月第３週に開催された牡馬クラシック競走・皐月賞を、『ピュアフィーリング』（アマドゥ氏所有）が見事勝利し、ＧＩ初制覇でクラシック一冠を成し遂げた。

本来、ピュアフィーリングはあまり飛び出しはしないものの先頭集団内に位置し、最後に飛び出して差し切るという戦法を得意としている。だが、本レースではスタート時に遅れてしまい、馬群の中に埋もれてしまった。しかし、ここで慌てる勝美騎手では無かった。咄嗟の判断で、脚を温存し持ち前の切れ味を活かす戦法にチェンジしたのだ。皐月賞の距離は僅か２千メートル、仕掛けるチャンスはすぐにやってきた。第４コーナーを回り最後の直線に入ったところでムチが入り、ついにピュアフィーリングが飛び出す。後方からは強豪馬主のヒラマサ氏所有『ヤル

キナシナシ』が追走するが、ピュアフィールドを捉えることは出来ず、「最も速い馬が勝つ」皐月賞をピュアフィーリングが見事に制覇した。

ピュアフィーリングは、デビューしてから６戦を走り１着５回２着１回と安定した成績を残している。今後のクラシック戦線での活躍を是非期待したい。

今Ｓ期待の２歳馬特集！

ここ阪神サーバーでも続々と高い能力を秘めた２歳馬が輩出されている。その中でも特に注目すべき馬を何頭か紹介する。本日紹介する馬から何頭歴史に名を残す名馬となるか、とても楽しみである。

まずは『ビフリス』（ジャンク氏所有）を紹介しよう。スピードとパワーの素質は素晴らしいものを秘めているようで、体力もあり脚元の不安も見当たらず、丈夫な競走馬となりそうだ。