競馬伝説Live!

Live!スポーツ

Live!スポーツ 福島版 第12号

最強牝馬誕生!

ダービーはパレンテシ!

牡馬顔負けの走りで勝ち星を挙げる

6月1週の東京競馬場では、競馬の祭典ダービーが開催され、『パレンテシ』(JKA氏所有)が3歳500万下からのGT初挑戦で見事勝利を挙げた。

パレンテシは、前号の新聞で期待の2歳馬として取り上げられていた牝馬だ。陣営側は、前週にオークスがあるにも関わらず、あえて牡馬相手のレースに挑戦してきた。「成長するにつれて、その能力の高さに驚かされましたよ。調教時、併せで走らせた馬を突き放そうとする勝負根性の強さや、勢いのあるスピード感、スタミナも豊富ですし、ひょっとして牡馬と互角に渡り合えるんじゃないかと期待が膨らみました。牝馬でダービー制覇というのは夢ですからね」と、オーナーのJKA氏。

難なくスタートを切ったパレン

テシは、先行馬を追走し道中様子を窺う。4コーナーを回り直線に入っても前が止まらない中、クロム騎手はパレンテシを外に持ち出して一気にスパートをかけた。先に抜け出していた『カステラグラス』(はちべぇ氏所有)と先頭争いを繰り広げ、ゴール直前で交わしクビ差で勝利。

「今日の結果はすごい価値あるものになったと思います。これで私もダービージョッキーの仲間入りだと思うとすごい嬉しいですね!」とクロム騎手はコメントした。

ダービー制覇で一気に名を広めたパレンテシ。今後の活躍に注目しよう!

未来の女王候補を探せ!

6月に入った福島ワールドでは、まもなく始まる新馬戦に備えて各厩舎が活気付いてきている。今回は、今シーズン誕生した新馬の中から、今後活躍が期待

されそうな牝馬を2頭紹介しよう。

最初に紹介する馬は、シーバード産駒の『セシュール』(新開発氏所有)だ。「牡馬と並んでも見劣りしない引き締まった馬体がとても良いですね。この仔は、出走枠やレース中のペースに左右されずに能力を発揮することができる脚を持っているので、非常に心強いですよ」と牧場長の柏木。秘めている素質もサーバー内でトップクラスと、クラシック制覇に期待がかかる。

次に紹介する馬は、サンデーサイレンス産駒の『コロエクストリーム』(ころ氏所有)だ。「成長が早くて飲み込みがいいですね。少し脚の切れが物足りなく感じますが、そこは今後の調教次第で伸ばしていくことが可能ですし、元々持っているスピードを生かせれば十分重賞を狙っていけると思いますよ」と、調教助手の矢野。主にダート路線で活躍する姿が見れるだろう。

セシュール / コロエクストリーム