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Live!スポーツ エプソム版 第32号

2歳女王決定戦!

阪神JFはスパイスガールズ!

いざ桜花賞!

12月3週の阪神競馬場では、2歳女王決定戦に位置づけられる阪神ジュベナイルフィリーズが開催され『スパイスガールズ』(くれない氏所有)が勝利。桜花賞に向かって大きく一歩前進した。

「前走のデイリー杯2歳ステークスでは苦い思いをしましたからね、今日は頑張ってほしいです。今回は7番人気ですが、ここまでしっかり準備もしてきたし、上積みもあると思います。とにかく、あとはスパイスガールズを信じるだけですよ」と真剣な眼差しで話すオーナーのくれない氏。

そんなオーナーの期待に応えるべく、気合十分といった様子で枠入りするスパイスガールズとくろま騎手のコンビ。この日の枠順は6枠11番、ゲートオープンと同時に懸命に飛び出すが、ゴチャついた先行争いに揉まれ、やや内まった位置でのレース序盤となっ

た。そして、不慣れな位置取りのまま迎えた勝負の直線。他馬の間を縫うようにグイっと内から抜け出すと、そのままアクセル全開。ライバル達をあっさり出し抜き、2歳女王の座を勝ち取った。

「スタート直後のゴチャつきに見事にやられましたね。かなり嫌な位置での道中になったけど、終いはスパイスガールズがしっかり頑張ってくれました。この調子なら桜花賞もいけるような気がしますよ!」とレース後にコメントする騎手のくろま。

難しいレース展開ながらも、不利を全て吹き飛ばす末脚で2歳女王に輝いたスパイスガールズ。3歳牝馬クラシックの1冠目・桜花賞への出走はあるのだろうか。期待しよう!

来S期待の若駒は!

シーズンも終盤のエプソムワールド。今回は今シーズン誕生した中でも特に今後の活躍が期待で

きる2頭の若駒を紹介しよう。

最初に紹介する馬は、ライスシャワー産駒の『シンフォニアゼロ』(コントラクター氏所有)だ。「シンフォニアゼロは、同世代と比べたら考えられない位にパワーがある馬ですね。勝負根性もあるし、中距離も得意なので、クラシックに出走させるつもりですよ!」と満面の笑顔で話すオーナーのコントラクター氏。

次に紹介する馬は、スキップビート産駒の『ジーエスクベトナ』(ポケルン牧場氏所有)だ。「これまでにうちの牧場で誕生してきたどの競走馬よりも優れた素質をもっていそうです。競走馬に必要な要素がどれも完璧に備わっていると期待してます!ジーエスクベトナと一緒に、初のGT制覇を目指しますよ」と話すオーナーのポケルン牧場氏。

シンフォニアゼロ / ジーエスクベトナ