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Live!スポーツ エプソム版 第22号

皐月賞トライアル

スプリングSをヒゲドラゴンキラーが制す!

人気に応えて勝利

3月第4週に中山競馬場で行われたスプリングSを『ヒゲドラゴンキラー』(ヒゲ牧場氏所有)が制し、初重賞勝利を手にした。

当日は天気、馬場のコンディション共に良好で、GIレースほどでは無いが多くの競馬ファンが集まっていた。そんな観客からの注目を浴びる中、レースがスタート。スタート直後は『モータルエクシード』(田中の焼き飯氏所有)が大きく飛び出して先行する。一方のヒゲドラゴンキラーは、そのやや後方で集団の先頭に立ち、いつでも仕掛けられる位置で待機する。先頭を走るモータルエクシードとの差は4馬身程まで広がった。最終コーナーを回り、ヒゲドラゴンキラーが動き出す。後続馬たちもスパートをかけるが、ハイペースのレース展開に惑わされたのか、上手く脚を使うことができ ない。ヒゲドラゴンキラーがじわ

りじわりとモータルエクシードとの差を詰めていき、残り100メートル程でついに先頭に出る。背後からは必死に『ハードドドンパ』(ピゴット氏所有)が追いすがるが、それを振り切って見事に勝利した。

ヒゲドラゴンキラーは僅かデビュー3戦目にしての重賞勝利。馬体の仕上がりも非常に良く、これからの活躍が大いに期待できる一頭である。

注目2歳馬特集

今年に入り3ヶ月が経過し、2歳を迎えデビューを控えた競走馬達が準備を進めている。その2歳馬の中で本紙記者が注目している期待の競走馬達を紹介しよう。

1頭目に紹介するのは『スタースリー』(アバウト氏所有)だ。成長がとても早く、既に調教も開始されている。仕上がり上々で、デビュー時には万全の状態で出走

できるだろう。ポテンシャルも非常に高く、父馬に似て中距離レースでその能力を発揮することができると思われる。唯一気になる点を挙げるとすれば、坂のあるコースがあまり得意ではないようなので、そこをどう補っていくかが今後の課題となるはずだ。

次は『フレシアサンサン』(ミスターK氏所有)である。こちらも牝馬ではあるが、牡馬に負けない良い素質を持っている。特に大きな欠点も見あたらず、非常にバランスの取れた良い競走馬だ。若干スピードのキレが気になる所だが、そこは持ち前のスタミナや根性で十分にカバーできるだろう。

最後に紹介するのは『プーニョ』(あけみ氏所有)。2歳にして大物の風格漂う素晴らしい馬体をしており、総合力では間違いなく2歳馬の中でトップクラス。気性も良く落ち着いており、今後の活躍が非常に楽しみである。あけみ氏の初重賞制覇、そして初GI制覇もこの馬なら不可能ではないだろう。

スタースリー / フレシアサンサン / プーニョ