競馬伝説Live!

Live!スポーツ

Live!スポーツ エプソム版 第20号

初のGT勝利!

ハードフリース安田記念を制す!

人気なんて関係無し!

春のGT戦線もひと段落する6月2週。東京競馬場では安田記念が開催され、12番人気の『ハードフリース』(ピゴット氏所有)が、春のマイル王の座に輝くと共に、馬主の夢とも言えるGT初勝利を陣営にプレゼントした。

レースの決着はきわどく、後続と同タイムの鼻差での勝利。2着の『シャーラタンズ』(ふらてりす氏所有)や3着の『ガルフピンドル』(頼光氏所有)ら、強豪がひしめく中、馬群をスルリと抜け出すと、粘り強い走りでシャーラタンズをかわしてゴール板を通過した。

「正直な所、夢じゃないかとおどろいています。前走から今回の出走までに時間があったので、馬はキッチリと仕上がっていました。騎乗した時に、今までには無い馬のやる気を感じたので、今日はそこそこいけるかなと期待はしてい

たんですけど…まさか勝利出来るとは思っていませんでしたよ。騎乗している私がビックリする程の底力を見せてくれましたね」と、驚きを隠せない様子で語るロバート騎手。

ハードフリースは、中山記念や毎日王冠等、数多くの重賞に出走してきているが、今までに勝利した事はなかった。大きな勝利を収めたハードフリース、この大勝利を皮切りにGTレースで活躍する事を期待しよう。目指すは秋のマイルチャンピオンシップになるのであろうか?

将来のスター候補を探せ!

ついに始まった2歳馬戦線!続々と未来のスターホース候補がデビューをしている中、今シーズンのエプソムサーバーで一際目立っている、本紙大注目の2歳馬を紹介しよう。

まず、最初に紹介する馬は、『サドンワン』(万馬氏所有)だ。

強固な骨格と驚異的な心肺能力を持ち、成長の早いこの馬は厳しい調教にも耐えメキメキと力をつけてきている。力を出し切れる距離帯が極めて狭いが、狙った距離に上手く出走させれば、素晴らしい成績を残してくれるだろう。

次に紹介する馬は、『ガヤノコ』(修朗氏所有)だ。父にネイティブダンサーをもつ同馬は、キレのあるスタートや混戦の中で抜け出る根性が持ち味だ。また、スタミナの消耗を抑えて走る能力を身に着けているようだ。しかし、走りに不安定な部分があるようなので、ここをどう改善して行くかが勝利へのカギになるだろう。能力や素質は十分。今後の成長を期待しよう。

最後に紹介する馬は、『エベルシルバー』(東海帝王氏所有)だ。ダートが大得意な同馬。非の打ち所が無いずば抜けた能力で、エプソムサーバーのダート戦線に旋風を巻き起こす事だろう。

サドンワン / ガヤノコ / エベルシルバー