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Live!スポーツ エプソム版 第18号

秋風に栗毛をなびかせて!

アンコントロール 秋の短距離を制す!

秋GTシリーズ開幕!

今シーズンも秋GTシリーズの季節がやってきた。10月第1週、秋のGTシリーズ開幕戦となるスプリンターズステークスが開催され、『アンコントロール』(あいね氏所有)が驚異的なスピードで勝利した。

レースは序盤から混戦模様となる。先行馬が横一列に並び、互いに競り合う形となった。先行馬の中でも好位置に付いたアンコントロールは、第4コーナーに差し掛かると、早めに仕掛けた。最後の直線に入ると、他の先行馬との差を徐々に引き離し、2着の『カラーサイト』(ウインディ氏所有)を抑えて勝利した。「やりました!これまでの苦労が報われた気がします。本当にありがとうございます」と、スタンドに向かって大きく礼をするあいね騎手。初GT制覇を成し遂げ、充実感でいっぱいの笑顔を見せてくれた。次の

勝利へ向けて、さらに頑張りたいとのことだ。

世界最高峰に挑む!

一方、フランス・ロンシャン競馬場では世界最高峰のレース・凱旋門賞が行われ、『パワフルレム』(笑福亭鶴瓶氏所有)が実力を見せつけて勝利した。

凱旋門賞の歴史は古く、過去の優勝馬には世界的名馬が多い。そんな世界最高峰と言われるレースに挑んだパワフルレムであるが、これまでの道のりは決して平坦なものではなかった。昨シーズンの4月にデビューしたパワフルレムは、デビュー戦から3着・2着と惜しいレースが続き、3度目のレースで初勝利を収める。ここから快進撃が始まったかのように、9月第5週から続けて3連勝すると、暮れの有馬記念に出走、惜しくも2着に敗れる。その後シーズン明けの大阪城Sで勝利を収め、海外遠征に入ると、ヴェルメ

イユ賞で初GT制覇。今回のレースでGT2勝目となり、世界最高峰のレースを制した。デビュー戦から共に戦ってきたキラキラ騎手は、「有馬記念では悔しい思いをしましたが、今回歴史あるレースで結果を出せてよかったです」と話す。

パワフルレムの今後に注目が集まっているが、今はレース直後なので疲労が溜まっており、リフレッシュしてまた活躍する姿を見せたいとのことだ。

注目の2歳馬現る!

各地でレースが行われる中、中山競馬場では2歳新馬戦が行われ、大きな注目を集める2歳馬がいた。『パンノオコッゲ』(RYOTA氏所有)である。

序盤後方に待機していたパンノオコッゲであったが、第4コーナーに差し掛かる辺りで、一気に追い上げを見せたのである。早いタイミングのスパートに、他の馬は全く付いていけず、直線では独走状態でゴールした。直線では誰にも負けないスピードと根性を持つパンノオコッゲに今後も注目したい。

パワフルレム / パンノオコッゲ