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Live!スポーツ エプソム版 第17号

今Sは一味違う?!

日経新春杯はヴィジュヴァッフェが制す!

大外強襲!2馬身差

新シーズン明けの1月3週に、京都競馬場では日経新春杯が開催され、5番人気のヴィジュヴァッフェ(ウィロ氏所有)が強烈な差し脚を見せて圧勝、重賞初制覇を飾った。

春と言うにはまだ寒い時期ではあるが、まさに新たな季節を迎えて素質が一気に開花したかのような勝利であった。逃げ粘る先行勢を嘲笑うかのような末脚で、あっという間に決着をつけた。ナカジ騎手は、「今回のレースを勝てて本当に嬉しい。前走の有馬記念では不利もあったし、相手もかなり強かったけど、今回は絶対に勝たなければならないと思っていた。今日はこの馬が跳ねるように走っていたね。直線の伸びが全然違う。この加速を感じたとき、勝利を確信できた。気分は最高」と話す。

昨シーズンは皐月賞2着・ダー

ビー3着に食い込んだ実力馬。凱旋門賞にも果敢に挑戦し、世界を相手に3着と健闘した。今回のレースは、この馬にとっての新たなる旅立ちとなる1勝である。惜敗はもういらない。今シーズンの飛躍を期待したいものである。

有力2歳馬情報!

まだシーズンが明けてから時間が経っていないこの時期、生産時期としては絶好の機会である。早速、今シーズン誕生した2歳馬の中から、目ぼしいところを紹介しよう。

最初に紹介するのは、ネヴァーベンドを父にもつ『ネヴァーハート』(ストリーム氏所有)。既に大物感漂う逸材だ。走り出しの感覚が優れており、ゲート試験は難なくパスしそうだ。持続力の高さは他の同世代の馬よりも大幅に抜きん出ており、ダート王者を射程圏に捉えることができる。今後の成長が楽しみだ。

次に紹介するのは、『ミンヤネローマ』(かつごろ氏所有)。ほぼ完璧な能力バランスの持ち主だ。父同様ダートはからっきしだが、芝のレースでは間違いなく世代最高クラスの素質を持っている。芝中距離路線の王道を歩むことになるだろう。

3頭目に紹介するのは、『パンノオコッゲ』(RYOTA氏所有)。特にスピードやパワーに高い潜在能力を感じた。父・母ともに、現役時の成績に特筆すべきものは無く、まさに鳶が鷹を産んだ状態。もちろん、鷹になれるかどうかは今後の育成次第である。

最後に紹介するのは、『サダオゼ』(新コントラクター氏所有)。豊富なスタミナを武器に、中距離から長距離にかけて活躍しそうだ。惜しむべきは、芝よりもダートのレースを得意としているところ。芝路線に進むのならば、蹄鉄で弱点を補っておきたい。成長がそれほど早くないため、じっくりと育てれば必ず開花するだろう。

ネヴァーハート / ミンヤネローマ / パンノオコッゲ / サダオゼ