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Live!スポーツ 中京版 第19号

樫の女王決定戦!

オークスはトラノオピルロ!

伸びる末脚!快勝1馬身差!

5月4週の東京競馬場では、樫の女王決定戦とも呼ばれる優駿牝馬が開催され、500万下から一気にGTへ挑戦した『トラノオピルロ』(トラッキー氏所有)が勝利。グングン加速するスピードを武器に、大金星を勝ち取った。

「1番人気にはなれないながらも、ここまではなかなか順調に来れました。それに、トラノオピルロは競馬センスも素質も十分にありますからね。強豪馬相手でも勝つ自信はありますよ」と今回のレースへの意気込みを語るオーナーのトラッキー氏。

レースでは、前行く競馬を得意とするトラノオピルロに対し、枠番は5枠10番とやや不利な位置からのスタートとなった。そんなことも気にせずゲートオープンと同時に勢いよく飛び出すと、逃げる『ピンクスソルジャー』(さまよえるピンク氏所有)を追う形で馬

群前方に陣取った。危なげない脚取りで道中を走り抜け、迎えた勝負の直線。残り2ハロン手前でスパートを掛けると、圧倒的なスピードでグングン加速。必死に逃げるピンクスソルジャーを完全に捉えると、続く後続にも1馬身以上の差をつけゴールに飛び込んだ。

「内を行くことができなかったので最後まで脚がもつか心配してはいたんですけど、全くその必要はなかったみたいですね。最後の直線も余裕で走りきることができました。本当にタフで勢いのある馬ですよ。この感じなら秋華賞も狙っていけるんじゃないでしょうか。まずは前哨戦でいい結果が出せるように頑張ります!」とレース後に話す騎手のトラトラ。

500万下クラスから格上のGTに挑戦し、見事、樫の女王の座を勝ち取ったトラノオピルロ。まずは前哨戦での勝利、そして、秋の秋華賞でも活躍してくれるこ

とを期待しよう!

中京期待の2歳馬たち!

6月1週の中京ワールド。今回は、未来のスターホースを目指し調教に明け暮れる若駒の中から、評判の良い2頭を紹介しよう。

最初に紹介する馬はハイペリオン産駒の『キュートマンカイ』(輝祐翔氏所有)だ。「今シーズンに誕生した同世代の中でもトップクラスの素質をもった馬だと思っています。来シーズンのクラシックを目標に仕上げるつもりですよ」と真剣な表情で話すオーナーの輝祐翔氏。

次に紹介する馬は、ネイティヴダンサー産駒の『サファリムーン』(との牧場氏所有)だ。「これまで調教してきた感想としては、スピードもスタミナも良い感じだけどデビューは遅いと思います。じっくり育てて、古馬GTを目指したいですね」と話すオーナーのとの牧場氏。

サファリムーン/キュートマンカイ