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Live!スポーツ 中京版 第14号

接戦制す!

JDD カットザクラップが勝利!

大混戦!根性の勝利!

夏の日差しが暑い7月2週の地方競馬場では、3歳ダートの猛者が一堂に集まるジャパンダートダービーが開催され、7番人気の『カットザクラップ』(ジフー氏所有)が大健闘。ダートの強豪を押し退けGTを制した。

レースでは6枠12番からの発走となったカットザクラップ。道中は馬群後方の15番手でじっくりと様子を見る作戦に出た。4角を回りながら外に持ち出すと、ためた脚から繰り出される力強い蹴りで、先頭集団との差をジワジワと縮めていく。体力を使い切った他馬が伸び悩む中、目一杯に追われたカットザクラップが根性の一伸び。そのまま体半分抜け出すとゴールに突っ込んだ。

「いやー、今日のレースは熱かったです。6着までが0.2秒差ですからねー。位置取りとか、道中は上手く運ぶことができました。

けど、正直な話、残り200mの所では少し届かないかなーって思ってました。それでも諦めないで目一杯に追ったら何とかなりましたよ。これが気合と根性ってやつですかね。アハハ。今日のレースで勝てたことは、今までの騎手人生の中で一番大きな収穫です。応援ありがとうございました」と笑顔で話す騎手のじふわさ。

初の重賞挑戦でビックタイトルを勝ち取ったカットザクラップ。低人気ながらも、気合と根性で見せた最後の一伸びは場内が騒然となる程だ。今後行われるダート重賞でどんな走りを見せてくれるのか期待しよう!

中京2歳馬情報!

今シーズンも多くの2歳馬が誕生した中京サーバー。そんな若駒の中から、特に将来が期待できる未来のスターホース候補生を2頭紹介しよう。

最初に紹介する馬は、テディ産

駒の『カナデル』(大遊策氏所有)だ。「この馬はうちの牧場で一番調教が進んでいる期待の一頭です、今シーズンの2歳馬重賞で良い結果を出してくれそうですよ。馬体も良いし、ハイペースのレースで良い時計を出してくれるんですよ」と話すオーナーの大遊策氏。

次に紹介する馬は、キングヘイロー産駒の『ザメシヤ』(カートコバーン氏所有)だ。「気性が良くて、スタートが上手な馬です。けど、ちょっと体が弱い面があるんですよ…。成長していくうちに改善できればいいんですけどね。すごい素質を持っていることは間違いないのでなんとかしてあげたいです」と話す牧場長の柏木。

今回紹介した他にも将来大物になりそうな馬が多くいる中京サーバー。来シーズンのクラシックでは熱い戦いを繰り広げてくれそうだ。

カナデル / ザメシヤ