競馬伝説Live!

Live!スポーツ

Live!スポーツ 中京版 第13号

春の盾勝ち取った!

天皇賞・春はハイクロノス!

レースレコード叩き出す!

5月1週の京都競馬場では、競馬界伝統の一戦、天皇賞・春が開催され、『ハイクロノス』(トラ吉氏所有)が勝利。連続連対数記録を8に伸ばした。

レースでは、真っ先にハナを奪い逃げる『ハンニバルライジン』(カレンRHC氏所有)を前に見ながら、馬群後方で好機に備えるハイクロノス。ややスローの展開だが、上手く折り合い道中を進む。最終コーナーを抜け、残り約2ハロンで各馬が一斉に動き出す。脚を余した先行馬達がグングンとスピードに乗るが、ハイクロノスはそれを上回る速さでトップに躍り出る。これに負けじと『シガーヒストリー』(との牧場氏所有)が必死に追いすがるが一馬身及ばず、ハイクロノスがレースレコードを叩き出す俊足を披露した。

「今日は何もかもが上手くいきましたよ。道中も遅い展開に惑わ

されること無くいけたし、仕掛け所もタイミングも良かったです。先行馬がどの程度伸びてくるかが気になるところでしたけど、問題は無かったですね。むしろ、遅い展開が逆に良かったかもしれません。今までに無い末脚でレースレコードを叩き出してくれましたからね。今日は最高のレースだったと思います」と誇らしげにコメントする主戦騎手のトラ吉。

ハイクロノスの戦績はとても優秀で、菊花賞やドバイSC等のビックタイトルを制している。唯一、有馬記念を逃しているが、それでも全てのレースで連対している猛者だ。これからのレースで、さらに連対記録を伸ばすことを期待しよう!

期待の2歳馬情報!

5月2週の中京サーバー。これまでに誕生した多くの2歳馬の中から、将来有望な逸材を2頭紹介しよう。

まず最初に紹介する馬は、ヒムヤー産駒の『オーロラビジョン』(有馬氏所有)だ。「なかなか成長が早く、大分筋肉がついて馬体に実が入ってきましたよ。どちらかというとスタミナタイプでしょうか。重馬場は得意そうですね」と話す牧場長の柏木。牧場の中で特に注目の一頭とのことなので、どんな活躍を見せてくれるのかが楽しみだ。

次に紹介する馬は、ノーアテンション産駒の『ケイズオブピース』(KRHC氏所有)だ。牧場では、チャカチャカした様子も見せず、厩務員の指示に素直に従う姿からは気性の良さが窺える。馬体はまだまだこれからといったところだが、十分に成長すれば良い成績を残す優秀な競走馬になるだろう。じっくりと調教を行い、デビュー戦に備えてほしい。

オーロラビジョン / ケイズオブピース