ジワリと伸びる末脚！

冬の日差しが暖かい１２月２週、阪神競馬場では２歳牝馬女王を決定するレース、阪神ＪＦが開催され、前号にて期待の有力２歳馬として紹介した『ニヤケイト』（ニヤ氏所有）が、ジワリと伸びる力強い末脚を武器に先行馬を抜き去り勝利。デビューから僅か２ヶ月で大舞台を制し、Ｇ�T勝利馬の栄冠を手に入れた。

「人気を上回る活躍が出来て嬉しいです。それに、特集が組まれるほどの馬の実力を発揮できたレースだと思います。ファンからは期待されているので、かなりプレッシャーはありましたよ。デビューから僅か２ヶ月での大勝負で、思うような競馬ができるか少し心配していたんですが、自慢の力強さを発揮してくれたのでなんとか差しきって勝つ事が出来ました。これからもまだまだ伸びる馬だと思うので、今回の結果

だけで満足せず、来シーズンも良い成績を残せるようにこの馬と一緒に頑張って行きたいです」とレース後に話す恭兵騎手。

レース結果は２着とアタマ差ときわどい勝利であったものの、ジワリと迫る力強い末脚は同馬の大きな魅力であり武器だろう。このまま順調に成長していけば、来Ｓの重賞戦線ではさらに磨きのかかった力強さで大観衆のスタンドを賑わせる事も十分に可能な馬だ。今後の活躍にも大きな期待がかかる。

サンザイオン！種牡馬の道へ！

東京競馬場ではジャパンカップが開催され、『サンザイオン』（夕焼け氏所有）が見事に勝利し、自らの引退レースで有終の美を飾った。

「最終コーナーを曲がり、スピードを上げた時にかなりの手ごたえがあったので、このレースは勝てると感じました。これまで応