3歳の頂点へ!6月第1週、東京優駿が東京競馬場で行われ、『キリンイエロゴッド』(きりん牧場氏所有)が極限の末脚で勝利した。 レースは序盤、勢い良く飛び出した『オーランド』(天邪鬼氏所有)が先導する形で始まり、『ザンガス』(ボン氏所有)、『トラノキンユウ』(トラッキー氏所有)が続く。キリンイエロゴッドはその後ろにつき、様子をうかがっているようであった。レースは終盤に大きく動いた。直線に入ると、キリンイエロゴッドが一気に末脚を爆発させ、あっという間に先頭に踊り出る。残り200mでは2着以下との差がグングン開く一方で、ゴール板を通過したときには3馬身以上の差をつけて勝利していた。 キリンイエロゴッドは新馬戦で華々しくデビューするも、以降は目立った成績を残すことができなかった。ところが12月第1週、 |
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ぱんだ騎手がはじめて手綱をとると、見事勝利。その後、すみれS・京都新聞杯と連勝を続け、今回が4連勝目となり、初GT制覇となった。 「勢い良く飛び出した瞬間、勝利を確信しました。実力を出し切ることができてよかった」と話すぱんだ騎手。今回のレースに全ての力を注いだようで、今後については未定とのことだ。 樫の女王決定戦!5月第4週、樫の女王決定戦・優駿牝馬が東京競馬場で行われ、『クイーンオブメヒコ』(テキーラ牧場氏所有)が初GT制覇をクラシックで飾った。 レースは過酷な展開となった。『パラヤ』(香高氏所有)がスタート直後に大逃げを打ち、2番手であるクイーンオブメヒコとの差を一気に引き離したのである。しかしクイーンオブメヒコは落ち着いていた。消耗戦になると、早く動 |
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いた馬が自滅することが多い。実際にパラヤは後半スピードを落とし、2番手・クイーンオブメヒコとの差が縮まっていく。クイーンオブメヒコは最後まで落ち着いたレースを見せて、パラヤをかわすとそのまま1着でゴールインした。
注目の2歳馬特集!
来シーズンのGT戦線を目指して、福島・阪神・函館をはじめとする各競馬場で2歳馬戦がスタートした。今回は注目の2歳馬を2頭紹介しよう。
1頭目は『フユタロウ』(ふゆまる氏所有)。桁外れのスピードと、直線で並んだら誰にも負けない瞬発力を持っているようだ。
2頭目は『ビショップ』(犬牧場氏所有)。スパルタ式ともいえる過酷な調教に耐え、メキメキと実力をつけている期待の牝馬だ。スタミナはもちろん、多少の疲れなど吹き飛ばしてしまうような特別な能力を身につけたようだ。