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Live!スポーツ 中京版 第1号

重賞2着3回の雪辱晴らす

春のグランプリホースはレミイチコンコルド

初代グランプリホース

先月産声を上げたばかりの中京サーバー。数多の新米馬主たちが、覇を競わんと日夜競走馬の育成に余念がない。

そんな中京サーバーの記念すべきLive!スポーツ第1号、トップを飾ったのは、春のグランプリレース・宝塚記念を制した『レミイチコンコルド』(Remi氏所有)だ。

新馬戦・条件戦を連勝して迎えた弥生賞では1番人気に支持されたものの、『キメテコイ』(ログオン氏所有)にハナ差で敗れてしまう。その後も皐月賞、京都新聞杯と出走したが、同じく2着に敗れて悔し涙を呑んできた。

「ダービーはこの馬にはちょっと辛いかもしれないって思ったんですよ。宝塚なら勝負になると思って、どうせならそこに勝負をかけてみようと」厩務員・川村氏の進言に従う形で、陣営はダービーを回避し、宝塚記念に照準を

合わせて調整を続けてきた。その狙いはズバリ的中。外枠ながら積極的にハナを奪った疲れ知らずのレミイチコンコルドは、やや荒れた馬場に苦しむ他馬を尻目に、軽快に2番手との差を大きく引き離して大逃げをうった。4コーナーを回ってもなかなか差は縮まらない。ラストの直線、外から『エアシャカール』(システム)や『トシリンレウス』(恐怖と暗闇氏所有)が急襲するも、道中大きく逃げたレミイチコンコルドのアドバンテージを覆すには至らなかった。

「逃げて差す」競馬を体現した見事な大逃亡劇。調整が困難なダービー出走組のトシリンレウスやキメテコイを抑えての勝利は、陣営により大きな自信となったことだろう。今後のレースもますます楽しみだ。

気になる2歳馬大特集!

中京サーバーでは、今シーズンが最初の繁殖機会となってい

るため、生産を行ったオーナーは現在誕生している2歳馬が気になるところだろう。今回は特に際立った競走馬を3頭紹介する。

1頭目は『ブルーダンサー』(シェイク氏所有)。偉大なる父・ノーザンダンサーの力を受け継ぐべくして産まれてきた馬だ。成長はそれほど早くはないものの、育成が進むにつれてその高いスピード能力と持続力がさらに磨きがかかることだろう。幅広く活躍が見込める楽しみな一頭だ。

2頭目は『タンスパートナー』(タンスタンスダンス氏所有)。こちらもブルーダンサー同様、ノーザンダンサーを父に持つ。非常に落ち着きのある牝馬だが、調教では鋭い動きと闘志溢れる姿を見せてくれている。来シーズンのクラシックは射程圏内か。

最後は『パワーゲイト』(one氏所有)。既に新馬戦に出走し、大差勝ちを収めている。まだまだ成長の余地がありそうで、底知れぬ能力を感じさせてくれる。

ブルーダンサー